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統一地方選2019
開成町長選、府川氏が3選 新人との一騎打ち制す

選挙 神奈川新聞  2019年04月21日 23:00

当選が決まり支持者と握手する府川氏(右)=21日午後10時50分ごろ、開成町の事務所
当選が決まり支持者と握手する府川氏(右)=21日午後10時50分ごろ、開成町の事務所

 開成町長選は21日投開票され、無所属で現職の府川裕一氏(63)が、無所属新人で元銀行員の山神裕氏(52)との一騎打ちを制し、3選を果たした。

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 ともに北・中・南部のバランスのよい振興策や小田急線開成駅周辺の整備を掲げるなど主要な政策については大きな差はなく、府川氏の町政運営への評価が焦点となった。
 
 府川氏は2期目の成果として、子育て支援センター設置や保育園新設などの子育て支援と、町立開成幼稚園の3年教育開始などの教育支援を強調。幅広い層から支持を集め、選挙戦を優位に進めた。
 
 山神氏は現町政を「計画性のない行財政運営」と批判。財政が悪化し続ける国からの補助金に頼らない健全財政などを訴え、草の根運動を展開したが及ばなかった。
 
 投票率は64.05%で、前回(68.21%)を4.16ポイント下回った。
 
 当日の有権者数は1万4155人(男6911人、女7244人)。


吉報に「勝ちは勝ち」 府川氏

 開成町長選で3選を決める吉報が舞い込むと、同町延沢にある無所属現職の府川裕一氏(63)の事務所は一気に歓声にあふれた。支持者らとがっちり握手を交わした府川氏は「接戦だったが勝ちは勝ち」と喜びを口にした。

 過去2回一騎打ちを演じた相手が、今回の対抗馬と協力関係を築いた上、自身を後継とした前町長も袂(たもと)を分かって相手候補を応援。支持者の間にも戸惑いが広がる苦しい選挙戦だったが、子育て・教育支援の充実など2期8年の実績と国や県、近隣市町などとの“絆”を強調。追いすがる新人をかわした。

 町は人口増が続き、小田急線開成駅が急行停車駅となるなど、好調を維持している。府川氏は「来年には新庁舎が完成する。難事業も待ち構えるが、今まで以上に開成町を元気にしていきたい」と、3期目に向けて抱負を語った。



親子2代の町長ならず 山神氏


惜敗し、敗戦の弁を述べる山神氏=21日午後10時50分ごろ、開成町の事務所
惜敗し、敗戦の弁を述べる山神氏=21日午後10時50分ごろ、開成町の事務所

 親子2代での町長を目指した無所属新人の山神裕氏(52)だったが、わずか32票差で現職の厚い壁に阻まれた。支持者を前に「僅差でも負けは負け。何が足らなかったのか考えたい」と敗戦の弁を語った。

 計画策定後に国からの補助金が付くなどして5億円以上の財政負担を軽減できた新庁舎建設を例に、現町政の無計画性を批判。中長期的な視野を持った行財政運営を訴えた。同級生らを中心に草の根運動を展開したが、及ばなかった。山神氏は「今後についてはゆっくり考える」と言葉少なに語った。



将来見据えた施策を

【解説】開成町長選は、現職と新人が白熱の一騎打ちを展開した。新人の山神裕氏は現職の府川裕一氏の手法などを批判したが、有権者は結局、「継続」を選んだ。

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