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統一地方選2019
平塚市長選、落合氏3選 国政4党相乗り、新人下す

選挙 神奈川新聞  2019年04月21日 22:29

3選を決め支援者らと万歳する落合氏(中央)=21日午後10時ごろ、平塚市内
3選を決め支援者らと万歳する落合氏(中央)=21日午後10時ごろ、平塚市内

 平塚市長選は21日投開票され、無所属で現職の落合克宏氏(61)=自民、立憲民主、国民民主、公明党推薦=が、無所属新人で市国際交流協会理事の谷容子氏(54)を破り3選を果たした。

>>>平塚市議選の開票結果はこちら
 
 子育て世代流入と定住促進策を掲げ、「平塚に生まれている明るい流れを加速させる」と市政の継続を主張。大神地区の「ツインシティ」構想や市役所庁舎建設など2期8年の実績を強調した。見附台周辺地区や龍城ケ丘プール跡地を整備し、JR平塚駅周辺の中心商店街活性化につなげるとした。国政与野党4党が相乗りし、地元経済団体や労働組合などの組織票を手堅く押さえた。
 
 谷氏は自校方式による中学校給食や見附台周辺地区整備事業の見直しなどを主張。児童虐待ゼロや病児・病後児保育の拡充も掲げ、女性を中心に支持拡大を図ったが及ばなかった。
 
 投票率は41.30%で、過去最低だった前回(43.80%)を2.50ポイント下回った。当日有権者数は21万2188人(男10万5545人、女10万6643人)。


全国に誇れる町に 


だるまの目入れをする落合氏=21日午後10時10分ごろ、平塚市内
だるまの目入れをする落合氏=21日午後10時10分ごろ、平塚市内

 平塚市長選で新人との一騎打ちを制し、3期目の当選を決めた落合克宏氏は、市内で行われた選挙報告会で当選確実の一報が届くと安堵(あんど)の表情を浮かべた。午後10時前、集まった支援者と固い握手を交わした後、「いよいよ3期目。改めて感じた平塚の魅力をどう伸ばしていくかが課題」と述べた。

 市職員、市議も務め行政経験が豊富な落合氏。堅実な行政手腕で「ツインシティ」構想や環境事業センター建設など大型事業を着実に進めてきた。市の人口も一時持ち直すなど、少子高齢化対策でも一定の成果を上げたことも評価された。

 伝統的な保守地盤で「とにかく空中戦より地上戦」と自民党系市議と連携し、地盤固めに奔走した。

 それでも地元の保守層にとっては2003年、新人の大蔵律子氏に現職が敗れた苦い歴史もある。落合氏は「女性候補が相手という形は同じ。最後まで気を抜いてはいけない」と組織の引き締めに躍起となった。

 3期目に向け「平塚を住みやすい町、住み続ける町、全国に誇れる町にしたい。平塚は輝かなければならない」と熱く語った。



草の根運動も「知名度不足」 


集まった支持者を前に敗戦の弁を述べる谷氏(手前)=21日午後10時15分ごろ、平塚市の事務所
集まった支持者を前に敗戦の弁を述べる谷氏(手前)=21日午後10時15分ごろ、平塚市の事務所

 平塚市長選で現職との一騎打ちに敗れた谷容子氏は市内の事務所であいさつし、「一生懸命やったが、圧倒的に知名度が足りなかった」と敗戦の弁を語った。

 政党や経済団体などの支援をバックにする現職に対し「四面楚歌(そか)」(谷氏)の選挙戦を強いられた。政治経験はないが「普通の主婦。しがらみのない政治」と組織に頼らない草の根の選挙戦で支持の拡大を図った。

 女性を中心に手応えも感じていたが8年ぶりの女性市長誕生はかなわず、「自分の力だけではこんなに良い戦いはできなかった。4年後に向けて明日からまた頑張ります」と話した。



中学校給食の具体化を

 【解説】平塚市長選は組織力で圧倒する現職の落合克宏氏が新人との一騎打ちを制した。選挙対策本部には地元選出の県議ら3人が名を連ね、国政与野党や地元経済団体、労働組合からの支援も取り付けた。

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