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統一地方選2019
候補者思い伝え、個性発揮 車いす・馬・自転車・バイク…

選挙 神奈川新聞  2019年04月19日 05:00

電動車いすで近所を回り、政策を訴える湘南地域の男性新人候補(画像の一部を修整しています)
電動車いすで近所を回り、政策を訴える湘南地域の男性新人候補(画像の一部を修整しています)

 統一地方選後半戦の投開票日(21日)を控え、湘南・西湘地域の5市議選(平塚、藤沢、小田原、茅ケ崎、南足柄)は計174人、3町議選(中井、山北、開成)では計41人が出馬。それぞれの背景や個性を生かした手法で、自分の思いを有権者に伝える工夫を凝らしている。

 湘南地域の市議選では、40代の男性新人候補が電動車いすで近所を回った。

 男性は2017年に自転車の転倒事故で頸椎(けいつい)を損傷し、肩から下がほぼまひしている。約2年間の入院、リハビリ生活を経て「誰もが無理なく共存できる街をつくりたい」と出馬。この日はハンドフリーマイクと小型スピーカーを身に着け、「障害者、支えている家族の声を市に届けたい」と訴えた。

◆◆安心と勇気◆


ホースセラピーの馬の傍らで街頭演説する女性候補=湘南地域のJR駅前(画像の一部を修整しています)
ホースセラピーの馬の傍らで街頭演説する女性候補=湘南地域のJR駅前(画像の一部を修整しています)

 市長選と市議選のダブル選が行われている湘南地域の市では珍しい光景も。JR駅前に現れたのは1頭の馬。親子連れらが楽しそうに触れ合う。

 「馬は誰にでも平等に接してくれる。それが人を安心させてくれる秘訣(ひけつ)」。傍らで無所属の女性現職候補がマイクを握った。県外の牧場からホースセラピーの馬を連れて選挙戦を展開する。自らも8年前にがんを患い、支えられたことから市内でのホースセラピー牧場建設を公約に掲げる。

 西湘地域の市議選では、定数16の議会にわずか1人だった女性議員の数を憂い、3人の子育て世代の女性が声を上げた。結果、女性候補は計5人に。黒やグレーのスーツ姿がほとんどの掲示板に、多様性が生まれた。街頭では「若い世代、女性、一市民の声として勇気を持って立ち上がった。子どもたちに誇れる市を」と訴えている。

◆◆機動力全開◆


狭い路地でも機動力を発揮するバイクを使う西湘地区の現職ベテラン男性候補(画像の一部を修整しています)
狭い路地でも機動力を発揮するバイクを使う西湘地区の現職ベテラン男性候補(画像の一部を修整しています)

 足柄上郡の町議選を戦っている新人の40代男性候補は、「選挙カーから手を振っているだけでは支持は得られない」と、自転車で遊説。町中心部の主要駅前にあるレンタサイクルを利用する。マイクもないため、歩行者を発見すると近寄って話しかけ、名前と政策をアピール。口コミでの“拡散”を狙っている。町郊外の観光地へは車で移動し、そこのレンタサイクルを使うという徹底ぶり。

 一方、坂が多い西湘地域の市議選では、バイクが大活躍。初当選時から継続してバイクを活用する現職の50代男性候補は「狭い路地にも入って行ける。身近な感覚で、手を振ってくれる有権者とじかに話ができる」と利点を語る。配達用に重用されているバイクをあえて選択。拡声器を取り付け、ヘルメットにマイクを着用し走り回る。「今回は雨が降らないので助かっています」


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