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橋の“裏側”拝見 小田原、架け替えで見学会

話題 神奈川新聞  2017年07月23日 02:00

「住吉橋」の修理工事について解説する棟梁=小田原市城内
「住吉橋」の修理工事について解説する棟梁=小田原市城内

 架け替え工事をしている小田原城址公園内(小田原市城内)の木橋「住吉橋」の解体部材の見学会が22日、開催された。橋の構造や伝統技術について工事に携わる棟梁(とうりょう)が解説、市内外から参加した約60人は、普段は目にしない橋の“裏側”に見入った。

 アーチ状に反るなど伝統的な木橋の特徴を持つ住吉橋(長さ8・6メートル、幅3・6メートル)は、江戸時代に存在したとされ、市が発掘調査の結果や絵図などを基に復元し、1990年3月に完成した。27年がたち劣化や損傷が激しくなったことから、ことし5月10日から通行止めにし、工事を実施。来年3月の完了を目指している。

 見学会では、解体された橋脚、床板、手すりなどが公開された。国選定の保存技術「建造物木工」を持つ棟梁(46)が橋に使用される木材や工法について解説。解体で明らかになった微生物による木材の腐敗や紫外線による傷みに触れ、30年規模で先を見据えた防止対策を紹介した。

 「木造伝統建築で一番大事なのは、数百年前の棟梁の考えを次の人につなぐこと」と棟梁。「現在の新しい技術を蓄えつつ、若い世代の育成を通じ、伝統建築の根本を次の世代に引き継いでいきたい」と架け替え工事への思いを語った。

 参加者らは「床板の部分は何でできているのか」「なぜ手すりはカーブになるのか」と次々と質問。住吉橋を頻繁に利用するという同市の市民(79)は「歩いている時には見えなかった部分を間近に見ることができて良かった」と話していた。


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