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統一地方選2019
大和市長選、争点の設定に違いも 施設更新や災害への備え

選挙 神奈川新聞  2019年04月19日 05:00

 21日投開票の大和市長選に立候補した2氏への政策アンケートの回答を紹介する後半は、市有施設の更新問題や、大規模災害に対する備え、今選挙戦で問われるものをテーマとした。現職で4期目を目指す大木哲氏(70)と、新人で元市議会副議長の二見健介氏(41)=届け出順=の争点設定では違いも見えた。

市有施設の老朽化

 大和市が所有する施設は約140ある。今後一斉に更新期を迎え、財政を圧迫するとの指摘もある。

 大木氏は「市有施設の維持保全については積極的に検討してきた。施設の廃止、大規模修繕などの取り組みを行ってきた。毎年度の改修事業費を平準化することができるため、補修経費が財政運営の悪化要因になるとは考えていない」と回答した。

 二見氏は「当面人口が維持されるため、施設の統廃合は中長期的な課題。数年前、市役所で非常用発電機に火災が発生して更新に多額の費用を要した。維持管理は予防保全で臨み、シリウスなどに過度に設備を集中せず、リフォーム手法も取り入れて財政負担の縮減を図る」と回答した。

地震など防災対策


公園など大和市内約500カ所に配置された、消火栓とホースをつなぐスタンドパイプ
公園など大和市内約500カ所に配置された、消火栓とホースをつなぐスタンドパイプ

 平成の時代は地震や異常気象が頻発した。自助・共助・公助の重要性はさらに増している。

 大木氏は「人口密度の高い大和市の防災上の弱点は地震時に発生する火災と考えている。災害時の情報収集力の強化や、スタンドパイプなど初期消火資機材の配置に力を入れてきた。3月には大型備蓄倉庫を設ける防災パークを先行開園するなど、地域防災力の向上に努めている」とした。

 二見氏は「大和市は木造密集地域が多いので、地震に伴う延焼拡大が懸念される。公園など市内約500カ所に配置されたスタンドパイプの効果を検証し、真に有効な対策を進めていく。大規模災害時は現在、海老名、座間、綾瀬の3市が連携しているので参加したい」とした。

問われるものは

 市長選の争点について、大木氏は「健康都市政策の賛否」、二見氏が「多選自粛条例の順守と市政の若返り」を挙げた。

 最後に首長の資質として大事なものを質問した。大木氏が「先見性、決断力、実行力」、二見氏は「若さと指導力」と答えた。


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