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蓑毛大日堂など、有形文化財に答申 国文化審議会

話題 神奈川新聞  2017年07月22日 02:00

江戸中期の1729年に完成した秦野市蓑毛の蓑毛大日堂
江戸中期の1729年に完成した秦野市蓑毛の蓑毛大日堂

 国の文化審議会は21日、38都府県の244件の建造物を登録有形文化財にするよう松野博一文部科学相に答申した。県内からは蓑毛(みのげ)大日堂(秦野市蓑毛)、旧内野醤油(しょうゆ)店(小田原市板橋)など5カ所19件が入った。

 近く答申通り告示され、登録数は1万1507件となる。県内は238件(120カ所)。

 今回答申された県内分は、秦野市9件(2カ所)、小田原市8件(1カ所)、藤沢市1件(1カ所)、葉山町1件(1カ所)。

 秦野市蓑毛の宝蓮寺では、蓑毛大日堂、同仁王門、地蔵堂、不動堂の4件が登録される。大日堂は江戸中期の1729年に完成。大山の登山口にあり、山岳信仰の拠点となった。

 秦野市本町にある昭和初期の雑貨商「五十嵐商店」からは木造3階建ての店舗兼主屋、倉庫など計5件。当時の洋風建築が残っている点などが評価された。

 旧東海道に面した旧内野醤油店は、明治から大正にかけて造られた店舗兼主屋、文庫蔵、表塀など8件が選ばれた。土蔵造りの店舗部は一部なまこ壁を使うなど防火面も意識され、関東大震災も乗り越えた。

 藤沢市藤沢の履物店「旧石曽根商店」は大正末期の1924年築の店舗兼主屋の1件。旧東海道藤沢宿にあり、近代のにぎわいを現在に伝えている。

 葉山町一色の「旧加地邸」は住宅1件。建築家遠藤新(あらた)が設計した昭和初期の28年築のライト風住宅の秀作という。


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