1. ホーム
  2. 話題
  3. “風魔忍者”体験型施設に一新へ 小田原城歴史見聞館

“風魔忍者”体験型施設に一新へ 小田原城歴史見聞館

話題 神奈川新聞  2019年04月14日 12:11

リニューアルオープンする歴史見聞館の外観。忍者姿のスタッフがお出迎え=小田原市城内

 忍者の魅力を発信-。小田原城歴史見聞館(小田原市城内)が展示内容を一新し、小田原北条氏を陰で支えたとされる「風魔忍者」を国内外にPRする施設に生まれ変わる。20日にリニューアルオープンする予定で、映像を駆使した体験型施設として、外国人観光客や子どもたちも親しめる工夫が凝らされている。開館と同時に「風魔NINJAウイーク」も開催され、盛り上げていく。

 愛称は「小田原城NINJA館」。入館後はパネル展示で小田原城と風魔忍者の基礎知識を学ぶことからスタートする。上映約3分の「戦国シアター」に移動すると「負けられない戦いがある。時は戦国、小田原北条氏を陰で支えた忍びがいた」と映像に合わせたアナウンスが流れ、戦国時代にタイムスリップ。小田原城を守るために風魔の一員として「忍務」が与えられる。


壁をよじ登る「侵入術」を体験できる
壁をよじ登る「侵入術」を体験できる

 忍術体験ゾーンでは、縄を使って壁をよじ登る「侵入術」、池の上で石を飛び移る「水術」、床から幕を引き上げて隠れる「隠形術」を学ぶことができる。からくり屋敷では忍び足で歩く「歩法」も。

 実践ゾーンでは映像に向かってバーチャル手裏剣を投げる数を争い、敵の忍者と戦う仕組みに。また、受付で渡されたカードに館内4カ所で押印すると暗号が解読でき、天守閣に持参するとオリジナルグッズがもらえる。


自分の姿を隠す術のコーナーも
自分の姿を隠す術のコーナーも

 館内には最後の忍者と呼ばれた藤田西湖(せいこ)氏の研究成果を基に収蔵品の手裏剣なども展示されている。

 市は1929年に小学校講堂として建築された歴史見聞館のリニューアル工事を1年かけて行い、耐震改修に約4600万円、展示設計や製作、空調・電気設備工事に約1億3500万円を投入。車いすで入館できるようになり、インバウンド(訪日外国人客)に備え4カ国語に対応した。

 管理は小田原城総合管理事務所、運営は市観光協会が担い、協会職員が忍者姿で出迎える。

 午前9時から午後5時まで、当面は混雑が予想されるため整理券を配布する。大人300円、子ども100円。問い合わせは、同管理事務所電話0465(23)1373。


映像に向けて手裏剣を投げる疑似体験のコーナー
映像に向けて手裏剣を投げる疑似体験のコーナー

文献から再現した手裏剣の見本を展示するコーナー
文献から再現した手裏剣の見本を展示するコーナー

シェアする