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中村省県議の政活費訴訟 判決不服、県が上告示唆

社会 神奈川新聞  2017年07月20日 16:38

 元県議会議長の中村省司県議(鎌倉市)の政務活動費に違法な支出があったにもかかわらず返還請求を怠った知事の対応を違法とした東京高裁判決を巡り、黒岩祐治知事は19日の定例会見で「県の考えが残念ながら裁判所に採用されなかった。弁護士と相談しながら上告に向けた手続きを進めていきたい」と述べ、最高裁で争う姿勢を示唆した。

 10日の控訴審判決は、同県議の「県政レポート」作成について、印刷会社の領収証は作成経過が不自然・不合理で客観的裏付けを欠く架空のものと指摘し、中村氏の不正を認定。県が交付した政活費に関しては、実態と合致しない支出は不当利得として返還されるべきとし、返還請求を怠った知事の対応を違法とした。

 黒岩知事は会見で「県は条例の規定や過去の判例に基づき、会派の支出に不適切な支出があった場合でも不適切額控除後の額が県からの交付金を上回った場合は返還請求できないと主張してきた」と説明。判決を不服として上告を検討している考えを示した。


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