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選手が違和感申告できる環境を 高校野球球数制限で渡辺氏

高校野球 神奈川新聞  2019年04月11日 23:07

 高校野球の試合での球数制限は、新潟県高校野球連盟が導入を見送り、日本高野連が「投球の障害予防に関する有識者会議」を立ち上げて議論を進めることになった。有識者会議のメンバーに入った渡辺元智・前横浜監督に話を聞いた。

 -新潟県高野連が提唱し、見送った試合での100球制限についてどう思いますか。

 渡辺 もちろん、けが防止のために議論しなきゃいけないことは間違いない。将来的には球数制限ということになるかもしれない。ただ100球の根拠がない。いろいろ意見があるが、やはり現状では強豪チームが恩恵を受ける可能性が高いと思う。

 -強豪チームが恩恵とは。

 渡辺 高校野球で弱いチームが強いチームを倒すには、いいピッチャーがいることが条件。打撃戦になったら分が悪いが、いい投手を中心にロースコアの戦いになればチャンスが生まれる。当然、投手の球数は少なくて七、八回で100球程度。あと1、2イニング抑えれば勝てる。そこでピッチャー交代は酷すぎる。

 そういうチームのためにも高校野球はあるんだ。大げさに聞こえるかもしれないけど、それこそ打倒強豪で命を懸けているようなチームがある。彼らを否定することはできないし、投げたいのに投げられないとなると、それがその子の将来を奪ってしまうこともある。

 私自身、大学時代に肩を壊して野球を断念したが、限界まで挑戦したことでその後の生きる道が広がったとも感じる。高校野球で培った心技体は、やがて社会人になったときに生きてくる。

 -では、どういう制限がいいですか。

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