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〈時代の正体〉川崎ヘイトデモの人権被害拡大 ネット動画で差別扇動

時代の正体 神奈川新聞  2017年07月20日 11:12

ヘイトデモに参加した差別主義者を護衛する県警の警察官。「本邦外出身者に告ぐ 日本人に対してヘイトスピーチ、許さない」と敵愾心と排斥感情をあおるプラカードが多数掲げられた=16日、川崎市中原区
ヘイトデモに参加した差別主義者を護衛する県警の警察官。「本邦外出身者に告ぐ 日本人に対してヘイトスピーチ、許さない」と敵愾心と排斥感情をあおるプラカードが多数掲げられた=16日、川崎市中原区

【時代の正体取材班=石橋 学】人種差別主義者が16日に川崎市中原区で実行したヘイトデモで生じた人権被害がインターネット上で拡大している。ユーチューブに投稿された複数の動画の視聴回数が3日間で少なくとも計6万回に達し、視聴者による差別書き込みが続く。差別扇動に利用するというデモの目的と、深刻な害悪が浮き彫りになっている。

 動画は複数の参加者が撮影、投稿したもの。チャーターしたバスで乗り付け、県警に護衛されながら約20人が約300メートル行進し、再びバスで走り去るまでを収めている。カメラは主に、沿道から「差別をやめろ」と抗議する市民に向けられ、進路をふさいで人権被害を食い止めようと試みる人々や排除する警察官の様子を写している。「極左暴力集団が発狂している」「テロリストが暴れ回っている」との実況や参加者の「全員朝鮮人だ」といった声、主催者の一人、瀬戸弘幸氏の「大成功。写真もいっぱい撮れた」との発言も収められている。動画の説明には「デモ行進を250人が襲ってくる。在日朝鮮人と極左集団の連中」との誹謗(ひぼう)中傷が記されている。

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