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平成最後の慰霊祭 大和市で厚木航空隊悼む

話題 神奈川新聞  2019年04月09日 05:00

氏子や消防団員ら50人が参加した厚木航空隊の慰霊祭=大和市の深見神社
氏子や消防団員ら50人が参加した厚木航空隊の慰霊祭=大和市の深見神社

 太平洋戦争中、現在の大和、綾瀬市にあった旧日本海軍厚木航空隊の慰霊祭が7日、大和市深見の深見神社で開かれた。戦後73年で高齢化が進み、平成最後の慰霊祭となった今年は部隊関係者の参加は1人。氏子ら約50人の出席者は令和の世も平和が続くように願っていた。

 戦時中、厚木基地では米軍爆撃機B29から東京の空を守ろうと、防空戦闘機「雷電」部隊が戦っていた。終戦までに約100人が戦死、基地内の厚木空神社にまつられていたが、終戦直後、米軍に破壊されることを恐れ、深見神社に神刀と社が移された。

 慰霊祭は毎年、4月の第1日曜日に開催。5年前に戦友会が高齢化で解散して以降、神社や地元消防団などが中心となって、存続している。

 昨年は部隊関係者は3人が参加したが、今年は東京都に住む三浦省六さん(92)のみ。「以前は40、50人が来ていたのに。さみしいね」とポツリ。パイロット候補生で、厚木航空隊に1945年3月に派遣され、終戦まで勤務した。燃料不足で、主な任務は撃墜された味方パイロットの遺体の回収や、防空壕(ごう)掘りなどだったという。

 同神社の山口正雄宮司(76)は「今後も慰霊祭は続けていく。戦争だけはやってはいけないと伝え続けていきたい」と話していた。


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