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統一地方選2019
【川崎市議選】議会に新風、新人14人が当選

選挙 神奈川新聞  2019年04月09日 05:00

 7日に投開票が行われた川崎市議選(定数60)は、議会に新風を吹き込むことが期待される新人14人が当選した。現有6から8議席に増やした立憲民主党の新人女性と、激戦を制し、中原区で自民党の4議席獲得に貢献した新人女性に喜びと抱負を聞いた。

弱者の声、市政に反映 立民・鈴木氏


当選の喜びを語る鈴木朋子氏=8日、川崎市麻生区の事務所
当選の喜びを語る鈴木朋子氏=8日、川崎市麻生区の事務所

 「非正規での雇用やがんの闘病を経験してきた。自身のこれまでの歩みを踏まえ、弱者の声を市政に反映させたい」

 当選から一夜明け、事務所で鈴木朋子氏(54)は晴れ晴れとした表情で喜びと抱負を口にした。

 麻生区選挙区(定数7)で8836票を獲得。新人ながら2位当選を果たし、立憲民主党に同区初の議席をもたらした。

 東京のベッドタウン麻生区に両親とともに、移り住んだのは自身が20代の頃。「当時は東京の方ばかりを見ていた『川崎都民』で、地域への関心は薄かった」と振り返る。30代前半まで司法試験の勉強に取り組んだ。ブラック企業での勤務や育児を経験し弱者が抱える問題に直面してきた。

 転機となったのは2011年の東日本大震災。「地域につながりがないと被災時に孤立してしまう。もっと地域と関わりを」と考えるようになり、14年には行政書士事務所を開業した。

 「乳がんを経験し怖いものはない。選挙に出るのも抵抗はなかった」

 駅頭では現政権への批判的な声も多く掛けられた。「私個人だけでなく、党への期待もある。喜びに浸るだけでなく気を引き締めたい」と意欲を見せる。

女性の視点生かして 自民・吉沢氏


一夜明けた当選報告会で支援者を前に万歳する吉沢直美氏=8日、川崎市中原区の事務所
一夜明けた当選報告会で支援者を前に万歳する吉沢直美氏=8日、川崎市中原区の事務所

 「働きながら子育てしている。自身の体験を踏まえ、女性の視点を生かして子育て世代の声を市政に反映させたい」

 8日の当選報告会。事務所に集まった支援者を前に、吉沢直美氏(48)は頬を紅潮させ喜びと抱負を語った。

 中原区選挙区(定数10)で8509票を獲得し、新人ながら4位当選。現職3の自民党に念願の4議席目をもたらした。

 タワーマンションが建ち始めた10年前に中原区に移り住んだ新住民でもある。国会議員の秘書を務めながら、幼い娘を育ててきた。

 保育所探しに奔走するなど、人口増で急激に変化する街に行政の対応が追い付かない現実に自ら直面してきた。

 「選挙に出るのはハードルが高かったが、誰かが突破口にならなければ、働く子育て女性の声は市政に届かない」。昨年夏に自民党の公募に応じ、選考を経て公認候補に選ばれた。仕事は暮れまで続け、駅頭に立ち続けた。

 武蔵小杉駅近くでベビーカーを押す夫婦らがビラをよく取ってくれた。「選挙中に声を掛けてくれた方々の声を一つ一つ実現していきたい」と決意を語る。


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