1. ホーム
  2. 選挙
  3. 【川崎市議選川崎区】離党、辞職絡み混迷

統一地方選2019・注目区を行く
【川崎市議選川崎区】離党、辞職絡み混迷

選挙 神奈川新聞  2019年04月05日 05:00

道行く市民に支持を訴える新人候補者=川崎市川崎区
道行く市民に支持を訴える新人候補者=川崎市川崎区

 九つの議席を巡り、現職7、元職1、新人5の計13人がしのぎを削る川崎市議選川崎区選挙区。離党、辞職した現職、元職の無所属での出馬にベテランの引退も絡み、支持の切り崩しや掘り起こしと攻防は激しさを増す。自らの当選に党勢挽回や議席の維持がかかる新人たちは、思い思いの手法で熱い訴えを続ける。


「初」の存在強調


 「生まれ育ったここ川崎区で子育て中。女性や子育て世代の声を届けたい」。夕刻の京急川崎駅前で保守系の新人女性候補が声を響かせる。アピールするのは「いままでにない存在」だ。「現職に30代の女性議員がいない。偏った声しか市政に届かない。当選すれば党としても川崎区初の女性議員になる」

 7期28年のベテランの引退で巡ったチャンス。公募に応じ、後継に選ばれた。任期途中に辞職した保守系の元職が出直しに挑むことになり、保守票を4候補で奪い合う。公園で憩う母親グループの輪にも臆せず飛び込み、「同世代の女性の反応はもちろんいいが、投票所へ足を運んでもらえるかどうかは本人の熱意次第」。投票率は低落傾向が続いており、陣営はハッパを掛け続ける。

諦めない政治を

 県議選、市議補選に続く挑戦となる新人女性候補も同じく票の掘り起こしに躍起だ。「投票率の低さは政治が生活と離れているから。選挙で暮らしは変わらないと諦めさせられている。諦めなくてもいい政治に変えたい」

 3歳で父を亡くし、母子家庭で育った。社会保障制度に支えられてきた実感が原点。区内は生活保護受給率、離婚率が高く、「弱者切り捨て」「無駄な公共事業」と政権、市政批判を展開する。

 所属する党は現職の離党で議席を失った。その奪還が自らに課せられた使命でもあり、「党の支持基盤は2議席分。知名度、実績のある現職の票を切り崩すのは簡単ではない」と表情を崩すことはない。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら


シェアする