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「カジノ反対」医師らが市民の会 横浜市中区の寿地区

社会 神奈川新聞  2019年04月05日 05:00

横浜へのカジノ誘致反対を訴えた寿地区の藤田医師(右から2人目)ら=2日、横浜市中区
横浜へのカジノ誘致反対を訴えた寿地区の藤田医師(右から2人目)ら=2日、横浜市中区

 横浜市中区の寿地区で、ギャンブル依存症の人たちを診察する医師らが呼び掛け人となり、横浜へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に反対する市民の会が発足した。介護や福祉、医療関係者、住民らが関わっており、署名運動をはじめカジノやギャンブル依存症の勉強会、候補地の関係者らの見解を聞くことを検討していく。

 発足したのは「横浜へのカジノ誘致に反対する寿町介護福祉医療関係者と市民の会(KOTOBUKI ANTI-CASINO ACTION)」(略称・KACA=カキャ)。約40人が参加し、2日夜に初会合を開いた。

 呼び掛け人の一人で「市寿町健康福祉交流協会診療所」(同区)の藤田和丸医師は「横浜港運協会の会長も反対している。地区内の診療所で働く私たちも医療を担うという立場から意見を言うことができるはずだ」と述べ、介護福祉医療に関わる人たちと住民が連帯したと趣旨を説明した。

 寿地区でアルコールや薬物、ギャンブル依存症などで苦しむ患者を数多く診察する「ことぶき共同診療所」(同区)の所長で鈴木伸医師は「ギャンブルを繰り返すと脳のブレーキが故障してしまい、脳が暴走して止まらなくなるのが依存症の正体。依存症を生まないためにはカジノをつくらないことだ」と語った。

 ギャンブル依存症の当事者らが自らの体験談を紹介。50歳の男性は「ギャンブルの借金はギャンブルで返せばいいと信じていた。病気とは知らず、狂気を狂気と気付かなかった」と明かした。

 横浜中華街にほど近い都心臨海部の「山下ふ頭」(同区)がIR誘致の有力候補地とみられているが、林文子市長は「白紙」との立場を掲げている。

 同会事務局は、ことぶき共同診療所の越智祥太医師電話090(2445)3757。


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