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災害対応力強化へ 厚木に拠点機能形成車を初導入

政治行政 神奈川新聞  2019年03月29日 16:45

 東日本大震災の教訓から開発された消防庁の特殊車両「拠点機能形成車」が、厚木市に配備された。同車両は、大規模災害が発生した際に現地で救助活動などにあたる消防隊員を支える資機材を備えており、同庁が都道府県に1台ずつを目標に配備を進めている。神奈川には同市消防本部に無償貸与され、4月16日に運用が開始される予定。

 同市消防本部が28日、報道陣向けに公開した。

 同車両は、全長約12メートル、幅約2・5メートル、高さ約3・6メートル。隊員100人規模の宿営が可能な大型エアーテントのほか、寝具(100式)、簡易トイレ・シャワーセット、調理器具、発電機、冷暖房機、衛星通信装置などを備える。


報道陣向けに初公開された拠点機能形成車=28日、厚木市寿町
報道陣向けに初公開された拠点機能形成車=28日、厚木市寿町

拡張後の荷室内。広さは約40平方メートルあり、指揮本部などに活用される
拡張後の荷室内。広さは約40平方メートルあり、指揮本部などに活用される

 さらに指揮本部や応急救護所などのスペースを確保するため、車両後部の荷室側面が2メートルほどせり出す構造。幅が最大4・6メートルとなり、荷室部分に約40平方メートルの空間をつくり出せる。

 同車両は、2011年の東日本大震災で全国各地から出動した緊急消防援助隊が長期間、過酷な環境で活動にあたることになった課題を踏まえて同庁が開発した。

 同市に配備された車両は大規模災害の発生時、現地で活動する神奈川の緊急消防援助隊員の拠点として役立てられる。また同市消防本部は市内での活用も想定し「災害対応力の強化を図る」とした。

 同庁によると、全国での配備数は今回を含めて22道府県で22台となった。


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