1. ホーム
  2. 選挙
  3. 市政運営違い鮮明 相模原市長選候補者アンケート(上)

統一地方選2019
市政運営違い鮮明 相模原市長選候補者アンケート(上)

選挙 神奈川新聞  2019年03月27日 23:27

左から本村賢太郎氏、宮崎雄一郎氏、加山俊夫氏、八木大二郎氏
左から本村賢太郎氏、宮崎雄一郎氏、加山俊夫氏、八木大二郎氏

 神奈川新聞社は任期満了に伴う相模原市長選(4月7日投開票)に立候補した4氏にアンケートを実施した。新人・本村賢太郎氏(48)、新人・宮崎雄一郎氏(52)、現職・加山俊夫氏(74)、新人・八木大二郎氏(55)=届け出順=の回答内容を3回に分けて掲載する。重要視する施策などについて尋ねた初回は、市政運営の手法や財政面で立場の違いが鮮明になった。

 「最も訴えたい政策」や「市長になったら市民にどんなメリットがあるか」を聞くと、新人3人は情報公開や市民との対話などを通じて開かれた市政を目指すとの趣旨で共通する。

 本村氏は施策の方向性について「民間・市民の視点」を重視した上で決めると主張。進行中の大規模開発は見直し、企業誘致などで市内で働く場を増やすことを目指すとした。

 宮崎、八木氏はともに市の財政の先行きに懸念を示す。宮崎氏は出身である日本航空での経験を生かし、「市の行・財政改革を断行する」とした。取り組むべき課題としては「人口増、企業誘致、税収増」を列挙、経済活性化を掲げる。

 八木氏は「市政史上最悪の財政を再建」させることを主要な政策に置く。高齢者の足の確保や、市内への定住や移住促進のため、公共交通による交通網の確保も重要だと訴える。

 現職の加山氏は新人3氏と市財政に対する認識が異なり、「健全財政」と明言する。3期12年の実績をアピールし、若い世代からお年寄りまでの福祉施策とまちづくり施策充実の重要性を主張する。

 リニア中央新幹線が開業する橋本駅周辺のまちづくりについて聞くと、新人3人は神奈川県駅(仮称)から車両基地(同市緑区鳥屋)まで走る回送線に客を乗せる旅客化を求めている。


◆最も訴えたい政策は
本村賢太郎氏
 市民に開かれた市政にするため、出前市長室など新しい対話の場をつくる。また、大規模開発はいったん立ち止まって見直し。今ある資源を最大限に生かす、本当に必要な開発を市民と熟慮した上で決める。

宮崎雄一郎氏
 自分も尽力した「JALの再生」を手本に、市の行・財政改革を断行する。目標として3年で経常収支比率を80%台に戻し、停滞から未来を切り開くための「人口増」「企業誘致増」「税収増」の具体策を打ち出す。

加山俊夫氏
 市民一人ひとりを大切にし、安全に安心して心豊かに暮らすための政策が最も重要。そのため、「全世代型福祉社会」や「誰もが将来に夢や希望、誇りを持てるまちづくり」の実現に向けた施策を総合的に推進したい。

八木大二郎氏
 超高齢社会における高齢者の「足」の確保や、若者の定住・移住促進のためには、まず公共交通の充実が必要。細い路地でも走行可能なミニバス交通網を市内全域に整備。運行には高齢者の雇用を推進。


◆市民のメリットは
本村賢太郎氏
 行政出身の市長が続き、新しい施策への取り組みや民間・市民の視点が不足している現状を変える。会社員や県政・国政の経験を生かし、トップセールスによる企業誘致やテレワーク推進などで市内で働く場を増やす。

宮崎雄一郎氏
 「情報公開」と「タウンミーテイング」定例化を推進し、市民主体の市政づくりを推進する。また、市役所職員の意識改革を進め、「市民ファースト」を合言葉にする。

加山俊夫氏
 市長3期の経験と実績、国や9都県市、指定都市、周辺自治体などとの太いパイプ、健全財政を貫く都市経営等を総動員し、一時も停滞させることなく72万市民が安全・安心に夢や希望を持てる都市を実現できる。

八木大二郎氏
 市民と市長が活発に意見交換する場を設け、市長との直接対話を定期開催。市役所の中の発想ではなく、現地現場主義を徹底。市政史上最悪の財政を再建し、市民負担を増加させず将来世代への投資を行う。


◆橋本駅周辺まちづくりは
本村賢太郎氏
 新駅ができるだけでは終わらない。「降りたい駅」になる方法を考え、観光PRなどを展開しなければならない。また、車両基地の観光資源化、回送線の旅客化など国会で取り組んできた事項も進める。

宮崎雄一郎氏
 駅の地上部分は相原高校跡地で県の土地。基本的に地上部分の町づくりは県の負担でやるべきと考える。市は、地域住民の意見を取り入れたまちづくりに協力する。車両基地までの回送線の旅客線化を推進する。

加山俊夫氏
 世界最大の超広域型の経済圏域「スーパー・メガリージョン」を象徴する都市として、その効果を引き出し、全国に波及させることができるにぎわいと活力があふれる街、市民が誇りを持てる街を実現していく。

八木大二郎氏
 企業本社の誘致を中心に周辺地域を活性化し、地域経済のエンジンを回す。リニアの橋本駅から鳥屋の車両基地間を旅客化し、車両基地に世界で一つのリニア博物館を併設し世界の観光客を誘客。


シェアする