
日本遺産の構成文化財「観音崎砲台第二砲台跡」(横須賀市鴨居)を舞台に地元の高校生が撮影した写真展が31日まで、横須賀美術館(同所)で開かれている。横須賀発祥のファッションアイテム「スカジャン」を着たモデルと日本遺産がコラボレーションした17点が並ぶ。
写真は、横須賀市など旧軍港4市で認定されている日本遺産を若い世代に知ってもらおうと、市が1月に開催したイベントで撮影。いずれも若者に親しまれているスカジャンをモチーフにしている。
市内の4高校の写真部員17人が、砲台跡にたたずむ後ろ姿の男性や、小さなスカジャン姿の愛犬を抱いた飼い主などを思い思いに活写。生徒のコメントが添えられ、女性2人を捉えた1枚には「観音崎砲台跡に舞い降りた、かっこかわいい服をまとった妖精が現れたイメージ」と記されている。
市担当者は「砲台跡は美術館から徒歩で約10分の距離。写真の観覧後、実際に足を運んでもらえれば」と話している。
写真展の観覧料は無料。問い合わせは、同美術館電話046(845)1211。