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避難所運営、グループで学ぶ 湘南学院高、福島訪問報告も

話題 神奈川新聞  2019年03月22日 11:24

被災時を想定した避難所運営を巡って意見を出し合う高校生ら=横須賀市佐原
被災時を想定した避難所運営を巡って意見を出し合う高校生ら=横須賀市佐原

 高校生が東日本大震災で被災した教員の体験談などを聞き、防災について考え合う学習会が21日、私立湘南学院高校(横須賀市佐原)で開かれた。被災地の福島県を訪問した生徒の報告やグループワークを通じ、高校生ら約80人がいざというときの行動を考えた。

 JRC(青年赤十字)部に加盟する市内の高校や特別支援学校の教員でつくる「JRC横須賀地区指導者協議会」の主催。昨年に続き2回目。

 湘南学院高校2年の松崎野々果さん(17)が県JRC部員の代表として昨年11月に訪れた福島県の現状を報告。防災機能を備えた公園やトマト農園、復興団地の様子のほか、津波の被災者から聞いた体験談を披露した。

 松崎さんは「友達になった福島の高校生は『たくさんあった悲しいことは忘れてはいけない。でも私たちは今を生きていて、前向きなことも伝えたい』と言っていた。私が見た福島はとても強く、素敵な場所だった。皆さんも行ってみてください」と締めくくった。

 続いて県立岩戸養護学校の富樫正貴教諭(26)が大学生の時に仙台市で体験した東日本大震災当時の様子を説明。その後に6、7人に分かれ、避難所運営をゲーム形式で考えるグループワークをした。

 電気とガスが停止し、救助隊が3日後に到着するまでの運営を考えた。「男子生徒は体育館に雑魚寝し、女子生徒は剣道場に寝てもらう」「お年寄りにはボランティアの人に話し相手になってもらう」などの意見が出ていた。

 富樫教諭は「災害はいつ起きるか分からない。きょう議論した避難所運営のように協力し助け合うことが大切。皆さんは助けられる人から助ける人になってください」と呼び掛けた。


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