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ロウバイに思い込め 今春閉校寄中 卒業生らが植樹

話題 神奈川新聞  2019年03月20日 11:57

苗木に土をかける卒業生 =松田町寄の寄ロウバイ園
苗木に土をかける卒業生 =松田町寄の寄ロウバイ園

 中学卒業の思い出にと、今春で閉校する松田町立寄(やどりき)中学校の卒業生が19日、寄ロウバイ園(同町寄)でロウバイを植樹した。

 同園のロウバイは2005年度の同校卒業生が耕作放棄地に苗木を植樹したのが始まり。地元住民らが植樹を続け、現在では3千株、2万本以上にもなり、今年で8回目となった「寄ロウバイまつり」には過去最多の約2万7千人が訪れた。

 この日は10日に卒業式と閉校式を終えた女子生徒3人と、教職員ら約10人が同園内に新たに開墾した一角に苗木15本を植樹。あらかじめ用意されていた穴に苗木を入れ、スコップで土をかけ、足で踏み固めていった。小島唯さん(15)は「苗木が成長するのが楽しみ。いつかまた見に来たい」と話していた。

 同園の指定管理者で、植樹に協力した宇津茂(うづも)ロウバイ部会の大舘達治部会長(73)は「卒業生はこの土地で生まれ育った子。先輩も植樹している。大人になったら思い出して見に来てほしい」と目を細めていた。

 寄地区唯一の中学校だった同校は、生徒数の減少などで3月いっぱいで町立松田中学校と統合するため72年の歴史に幕を下ろす。


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