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セグウェイによるガイドツアー “発祥の地”から魅力発信

横浜みなと新聞 神奈川新聞  2019年03月18日 16:15

青空の下、手を振りながら走行し、世界共通の“セグウェイ・スマイル”を浮かべる参加者ら=横浜港大さん橋国際客船ターミナル
青空の下、手を振りながら走行し、世界共通の“セグウェイ・スマイル”を浮かべる参加者ら=横浜港大さん橋国際客船ターミナル

 立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」で公道を走るガイドツアー「セグウェイツアー」が、横浜・みなとみらい21(MM21)地区を中心に3月末まで行われている。公道走行に規制がある中、都心臨海部で初となる一般向けツアーの実証実験。最先端の技術を活用し、横浜から新たな観光コンテンツを発信する。

 インストラクターを務めるのは、運営するセグウェイジャパン(横浜市中区)の取締役・秋元大さん(46)。夫婦や女性3人組、単身男性など県内外から参加した6人は、秋元さんから「目線は真っすぐ。下を見ない」「ゆっくりつま先に力を入れて」など1時間ほど細かな指導を受け、進み方や止まり方など基本動作を少しずつ習得。初めは緊張した面持ちだったが、次第に笑顔になった。


インストラクターから基本動作の指導を受ける参加者ら=ナビオス横浜前
インストラクターから基本動作の指導を受ける参加者ら=ナビオス横浜前

 いよいよ公道の歩道を走ることに。縦一列に並んだ一行は、先頭の秋元さんから無線で説明を受けながら万国橋や横浜赤レンガ倉庫、象の鼻パークなどのスポットを巡回。早歩きほどの速さで通行人にぶつからないよう気を付けながらも、手を振ったり、あいさつをしたりと周囲とのコミュニケーションを楽しみながら海沿いを駆け抜けた。1時間半の周遊を満喫した参加者からは「爽快で気持ちが良かった」「疲れずに観光地を回ることができた」などの声が上がった。

 世界の100以上の都市で楽しまれているセグウェイツアーを日本で普及させようと、同社は2008年に国内総販売代理店として設立された。翌09年には「海外から取り入れたものを全国に広めていて、『発祥の地』と言われる横浜でスタートできたら」との思いを込め、拠点を横浜に置いた。だが、法整備が追いついておらず、公道走行は認められなかった。


セグウェイに乗り信号を渡る参加者ら=横浜赤レンガ倉庫前
セグウェイに乗り信号を渡る参加者ら=横浜赤レンガ倉庫前

 11年にロボット実験特区に認定された茨城県つくば市で実証実験を手掛けると、継続的な安全走行が評価され、15年には特区以外の地域における実証実験が許可された。17年に横浜市や地元事業者が立ち上げた「横浜市パーソナルモビリティツアー実証実験推進協議会」による関係者向けの実証実験や警察との協議を経て、今月には同協議会の主催で念願の一般向けガイドツアーが実現。原則、毎日行っている。

 これまでの道のりを振り返り、「挑戦を初めてから10年以上。ようやく一歩踏み出せた」と感慨深げな秋元さん。道路使用許可を受けた幅員3メートル以上の公道走行や、インストラクターらスタッフ同行など一定の条件はあるものの、「このエリアは大さん橋や汽車道などがあり、『横浜のセグウェイツアーが世界で一番面白い』と言われるようなツアーが組めるはず。それほどの魅力がある」とポテンシャルの高さに期待を込める。「年配の人も含め、参加者はみんな喜んでくれる。笑顔を増やしていきたい」


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