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“時間帯”で変える味わい 生活スタイルに合わせた日本酒

経済 神奈川新聞  2019年03月18日 11:30

「SHICHIJI」を掲げる酒井社長(左)と「REIJI」を持つ湯浅さん。瓶のデザインもスタイリッシュだ=大井町上大井の井上酒造
「SHICHIJI」を掲げる酒井社長(左)と「REIJI」を持つ湯浅さん。瓶のデザインもスタイリッシュだ=大井町上大井の井上酒造

 飲む時間帯に着目し“時”を演出するユニークな日本酒を、足柄地域のベンチャー企業と老舗酒蔵が開発した。その名も「HINEMOS」(ひねもす=終日)。インターネットで資金を募るクラウドファンディングを活用し、第1弾として先行購入者を募ったところ、200人以上が応募、4月に商品を届ける。第2弾は5月以降の予定で、開発者は「ライバルはワイン。日本酒を飲んだことのない人にも楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。

 新ブランドを立ち上げたのは昨年8月設立の企業「ライスワイン」(小田原市)。製造は今年で創業230年を数える井上酒造(大井町)が手掛けた。脱サラして「日本の伝統産業を武器に仕事がしたい」と思っていたライスワインの酒井優太社長(34)が日本酒に着目。妻の実家がある足柄の酒蔵を調べ、地元商工会に相談したところ、同酒造を紹介された。

 酒造りのコンセプトは「時間帯」。日本酒は素人だったという酒井社長は「吟醸、大吟醸など種類が多すぎて、日本酒の良さが一般の人に伝わっていないのではないか。他の概念で勝負しようということになった」。海外では料理に酒を合わせるのが一般的なことから、料理や生活スタイルとの“ペアリング”を意識した。

 昨年10月から同酒造の杜氏(とうじ)、湯浅俊作さん(30)らと試行錯誤を重ね、完成した新商品第1弾は「SHICHIJI」と「REIJI」。それぞれ午後7時と深夜の午前0時に飲むことをイメージしている。「7時」はパーティーなどの乾杯を想定し、日本酒では珍しいスパークリングで甘め。「0時」は仕事から帰宅して自分への“ご褒美”にとグラスを傾ける、ロゼのように赤く甘く、軽快な味わいとなっている。ともに女性を主なターゲットとしており、一般販売では500ミリリットル2400円(税別)の予定。

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