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2019リクルート トレンド予測⑦
利便性と満足度を両立させる『ポータグルメ』が加速

神奈川新聞  2019年03月27日 00:00

 株式会社リクルートホールディングスが毎年発表し、今回で10回目になるトレンド予測。2018年12月に発表された「2019年のトレンド予測」では、住まい、新卒採用、中途採用、人材派遣、アルバイト・パート、美容、自動車、飲食の8分野において、それぞれ時代の流れを読む新しいコンセプトとしてキーワードが発表された。

 このトレンド予測は、リクルートグループの各事業が日々の営業活動を通して得た企業とユーザーの声をもとに、各分野の兆しを捉え、紡ぎ出されている。

 それぞれの分野の業界活性化につながる事例や、4月からの新生活をスタートするために知っておくと便利な情報を4週に分けて紹介する。

【飲食】分野のトレンド予測キーワードは『ポータグルメ』。このトレンドが予測された背景から、今後の見通しまでを解説する。


“時間をムダにしたくないから配達料を払ってもデリバリー派”(20代・男性)、”ママ会などではワンランク上の外食店のデリバリーを使う。自宅なら子どもが騒ぐことを気にせずゆっくりできる”(30代・女性)と「ポータグルメ」活用者

コストパフォーマンスからタイムパフォーマンスへ
安さよりクオリティ重視の消費者が増加中

 ライフスタイルの多様化や社会の変化で「コスパ」に代わって「タイパ(Time Performance)」の重要度がますなか「利便性」と「満足度」を両立させる新しい食べ方やメニューが提案されはじめた。
 それが「ポータブル(持ち運びできる)」+「グルメ(おいしい)」=『ポータグルメ』。外食各社がテイクアウト・デリバリーへ参入するなかで、その『ポータグルメ』の人気が加速している。
 
 ここ10年の市場の伸びを見ると、外食市場が104.7%であるのに対して中食市場は122.4%と大きく伸長しており、「時短」が求められるシーンが増える中で手早く食べられる中食の市場が成長していることが見て取れる。こうした流れを受けて、最近は「外食事業者」の中食強化が目立つ傾向だ。競争の厳しい外食事業者が成長の期待ができる中食へ参入を強化するのは当然で、2019年10月の消費税増税では、持ち帰りは軽減税率(8%据え置き)対象となるため、いっそうその傾向に拍車がかかるだろう。
  
 一方『ポータグルメ』のニーズの側から見ると、忙しい時でもおいしいものが食べたいと思う人は81.6%にものぼり、外食店のテイクアウト・デリバリーへの期待は「専門的な味」と答える人が44.1%。つまり「安さ」より「クオリティ」を求める傾向がはっきりしているのだ。


肉料理の人気店「ミート矢澤」では厳選した黒毛和牛を「お店で食べるおいしさそのまま」をコンセプトに贅沢弁当をプロデュース。長蛇の列のお目当ては黒毛和牛100%ハンバーグ弁当《1,780円(税込)》(写真提供:株式会社リクルートホールディングス)

 行列で有名な肉料理の人気店「ミート矢澤」が大丸東京店地下に開店させたテイクアウト専門店は、当初から数多くのメディアなどに取り上げられ、その贅沢弁当は特別な記念日などに「一度は食べてみたい高級弁当」として人気を集めている。こうした『ポータグルメ』はいっそう注目を集めていくだろう。

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【2019年のトレンド予測キーワード】 
「デュアラー」(住まい分野)
「就域」(新卒採用分野)
「職場スカウト採用」(中途採用分野)
「留Biz大学生」(人材派遣分野)
「学び場イト」(アルバイト・パート分野)
「サロ友」(美容分野)
「もしもCAR電」(自動車分野)
「ポータグルメ」(飲食分野)

▶詳細は株式会社リクルートホールディングスの「2019年のトレンド予測」


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