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教室に行こう
県立相模原養護学校(相模原市南区)

教室に行こう 神奈川新聞  2019年03月12日 16:21

5人で「えがお」表現
相談し詩を合作「青い空っていいね!」


活発に発言が飛び交う
活発に発言が飛び交う

「頑張れと一緒に進む雲の峰」。落ち込んでいたときに空を見上げると、入道雲が自分の歩みについてくるようで、励まされた気がした。

 これは、県立相模原養護学校高等部3年生が国語の授業で詠んだ俳句だ。県高等学校文化連盟主催「第37回高校文芸コンクール」において佳作に選ばれ、受賞した生徒は大喜びだった。

 国語の授業はグループ別に行っており、3年間ほぼ変わらないメンバーで学んでいる。

 「『夏』から思い浮かぶ言葉は何かありますか?」。教員の問い掛けに、「海」「風鈴」「プール」と思い思いの夏の言葉が飛び交う。「月やしゃぼん玉はいつの季語だと思いますか?」。生徒たちはさらに考え、想像する。授業を積み重ねていくうちに、自分自身で季語を探しはじめた。「卒業式や入学式は季語になるの?」。「流れ星は、どの季節の季語だろう?」。季語は俳句の大事な約束事と理解し、楽しみながら考えを巡らせている。中には歳時記を開き、難しい語を俳句に織り交ぜようと努力する生徒もいる。宝探しのように季語を見つけ、十七音に織り込んで、俳句を完成させた。


5人の合作詩「えがお」
5人の合作詩「えがお」

 国語の授業の集大成として、この冬の学習発表会で学びの成果を発表した。5人でひとつの詩を作る。テーマをみんなで相談し、「えがお」に決めた。

 「友達」「学校」「家族」「キラキラ」など、生徒たちは連想される言葉を次々に挙げていく。その言葉をヒントに、各自が詩のアイデアを出し合う。意見を交換しながら練り直し、磨きをかける。「青い空っていいね!」。「青春も使いたい!」。互いの詩から、自分と違う感性や言葉の選び方に刺激を受ける。完成した詩は高校生ならではの初々しい作品に仕上がった。

 ステージでの生徒たちの朗読パフォーマンスは、多くの来場者から賛辞を受け、大成功に終わった。学習発表会後も、読後の感想を述べ合うなど、表現活動を中心に学んでいる。生徒たちは明日、卒業する。自分の思いを表現する大切さを胸に、新たな世界に踏み出していく。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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