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横浜産イチゴで限定ワイン 中区の醸造所

経済 神奈川新聞  2019年03月09日 11:56

完成した「横浜イチゴワイン」を手にする町田さん=横浜市中区
完成した「横浜イチゴワイン」を手にする町田さん=横浜市中区

 横浜初の果実酒醸造所として2017年11月に横浜市中区新山下に誕生した「横濱ワイナリー」が、市内の農家が生産したイチゴを100%使用した本格的なスパークリングワインを商品化した。イチゴの醸造は温度管理などより丁寧な作業が求められるが、独自の技術とノウハウで完熟イチゴ本来の甘みを残すことに成功。原料から生産まで横浜発の新たな地産地消の取り組みとして50本限定で販売する。

 同ワイナリーを運営するスタイル・ジャパン・アソシエイツ合同会社(同区)の町田佳子代表はかねて、横浜産の原料を使ったワインを醸造できないか、思いを巡らせていた。

 横浜産イチゴのワイン誕生のきっかけは、市の「はまふぅどコンシェルジュ講座」の受講生になったことがきっかけ。地元の農産物を学び、地産地消を実践する市民育成講座で、同市港北区で夏野菜やイチゴ栽培などに携わる「ながさわファーム」の長澤佑典さんの妻沙也加さんと17年に出会い、構想が動きだした。

 減農薬栽培を手掛けている同ファームのイチゴは糖度が高い完熟状態で収穫。直売のほか、市内のホテルやレストラン、洋菓子店など広く使用されている。町田さんは「日持ちしにくい完熟状態のイチゴをワインの原料として使用することでロスを削減する方法にもなる」と、1年半ほど前に醸造に着手した。

 完成までの道のりは決して容易ではなく、試行錯誤を続けた。「丁寧な生産管理を徹底し、きめ細かな温度管理はもとより、発酵を止めるタイミングなど手絞り感覚で職人的な技術を駆使した」。濃透明な赤色が際立ち、イチゴの甘さが残った辛口の「横浜イチゴワイン(スパークリング)」を手に町田さんは「丁寧につくられたイチゴを丁寧にワインへと仕上げた」と満足な様子だ。

 1本(375ミリリットル)3千円(税別)で3月14日から販売。5日からネットショップで開始した予約受付の反応は上々で、手応えを得ているという。町田さんは「将来は、ワイン用ブドウの生産にも挑戦し、横浜産ワインを誕生させたい」と意気込んでいる。

 問い合わせは、横濱ワイナリー電話045(228)9713。


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