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改装オープン控えてイベント 二宮の旧「かわわの家」

社会 神奈川新聞  2019年03月09日 10:22

新たにグループホーム「花物語にのみや」として高齢者を受け入れる施設職員=二宮町川
新たにグループホーム「花物語にのみや」として高齢者を受け入れる施設職員=二宮町川

 社会福祉法人「大磯恒道会」が破産し、昨年12月から休止となっていたグループホーム「かわわの家」(二宮町川匂)の運営を引き継いだ民間事業者が3月中のリニューアルオープンに向け、イメージ向上に取り組んでいる。8日には改装作業を終えた施設の内覧会を兼ね、近隣住民を招いたイベントを開催。新たな出発に職員らは「地域に開かれた施設にしたい」と誓う。

 施設を引き継いだのは県内で約150カ所の高齢者施設を運営する「日本アメニティライフ協会」(横浜市青葉区)。昨年12月に恒道会が経営難から破産した後、同社の江頭瑞穂社長が「地域の福祉拠点がなくなるのは大きなマイナス。マーケットが小さい地域でも経営していきたい」と事業の継承を名乗り出た。

 2月に二宮町から施設の指定を受け、施設を大幅改修。「花物語にのみや」として再出発することが決まった。しかし、入居者の募集を始めたところ、大きな壁に当たった。「恒道会の負のイメージがまだ残っている」と頭を抱えるのは新たに着任した今井学施設長。営業活動をしても反応は鈍く、18人の定員のうち入居希望者はまだ半数にも満たない状況だ。

 「地元にとっては私たちは落下傘。地域に溶け込まなければ生き残れない」と江頭社長。まず施設のことを知ってもらおうと、内覧会を兼ねた「健康まつり」の開催を決めた。健康チェックコーナーやマッサージ体験などを用意し、地域住民の来場を呼び掛けた。


「花物語にのみや」としてリニューアルした旧「かわわの家」
「花物語にのみや」としてリニューアルした旧「かわわの家」

内覧会が行われた「花物語にのみや」の入居者用個室
内覧会が行われた「花物語にのみや」の入居者用個室

 初日の8日は約50人が来場、9日には小学生を対象にした「ベイブレード」(ベーゴマ玩具)のコーナーも設ける予定だ。8日に施設を見学した女性(72)は「日課の散歩コース。初めて中を見たけど家庭的な施設で良かった」と話した。

 地域に根ざした活動の重要性を理解しているのはスタッフも同じ。新たにケアマネジャーとして働く今井和代さん(68)は福祉現場で20年働くベテラン。別の介護施設の立ち上げに関わった経験もあり「歩いて会う人、会う人に声をかけてボランティアを集めた。やるべきことは同じ」と意気込む。

 地元のボランティアや中学校との交流の話もすでに出始めている。旧かわわの家の入所者からの入居希望もある。今井さんは「この場所にきっと思い入れもあるはず。一人一人の生きざまに目を向けて自宅にいるような気持ちになってもらえる支援をしたい」と話す。

 健康まつりは9日までで午前10時~午後4時。問い合わせは、花物語にのみや電話0463(70)6387。


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