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神奈川高校野球 TOIN復活への16年(6)
山野辺翔、齋藤大将 「光」と「蔭」と、松井と

高校野球 神奈川新聞  2019年03月08日 20:15

守備力を買われて起用された桐蔭学園の9番打者・山野辺が、二回の第1打席で桐光学園の左腕松井(左)から適時三塁打を放った。しかし、チームは松井の前に15三振を喫して敗れた=2012年7月29日、横浜スタジアム
守備力を買われて起用された桐蔭学園の9番打者・山野辺が、二回の第1打席で桐光学園の左腕松井(左)から適時三塁打を放った。しかし、チームは松井の前に15三振を喫して敗れた=2012年7月29日、横浜スタジアム

2012年夏

 2012年の神奈川大会。夏の決勝で初となる「光」と「蔭」の対決は、くっきりと明暗が分かれた。桐光学園の松井裕樹(楽天)という圧倒的な剛腕に、桐蔭学園の宿願が阻まれたのだ。

 先手を打ったのは桐蔭だった。二回。背番号16の9番打者・山野辺翔(24)がストレートを強振し、左中間最深部への三塁打。しかし、準決勝で15安打10得点していた強力打線から、この一打を超える快音が聞こえることはなかった。

 今は西武のルーキーとして、二塁レギュラー争いを繰り広げる山野辺は、こう振り返る。「あの時はラッキーボーイとして、たまたま松井から1打席目で打てた。だけど、チャンスでは打ちきれなかった。しょせんはラッキーボーイ。実力不足だった」

 悔やむのは2点ビハインドの八回1死二、三塁の最終打席で打ち取られた遊ゴロだ。そこで桐蔭の追撃ムードはしぼみ、「松井に楽をさせたい」という桐光打線は束になった。一挙6点でダメ押され、4-11の大敗。松井から計15個もの三振を奪われた完敗だった。

 「僕たちは継投のパターンが多かった。松井のように、一本立ちできるピッチャーがいなかったことも大きかった」

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