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19川崎市予算案(下)
“禁じ手”減債基金、脱却が鍵

政治行政 神奈川新聞  2019年03月05日 05:00

川崎市役所
川崎市役所

 大幅な収支不足の解消策は、大型事業を諦めるか、新たな収入を確保するかの2択に限られる。川崎市の選択は後者だった。

 「人口増が続く半面、将来の人口減も同時に見えている。そうした中で、例えば混雑の激しいJR横須賀線武蔵小杉駅の改札口の土地取得、設計に取り組む必要がある。人口増に伴う多額な支出だが、(将来の人口減を理由に)対策を取らないわけにはいかない」

 2019年度当初予算案の発表会見。福田紀彦市長は具体例を挙げつつ、減債基金から115億円を借り入れざるを得なかった事情を説明し理解を求めた。

 当面続く人口増への対応とともに、人口が減少に転じる近い将来に備え、財政健全化をどう図っていくか-。言葉の端々にかじ取りの難しさがにじむ。

 市が示した「収支フレーム」では当初、19年度は158億円の赤字を減債基金で穴埋めしなければならないと想定されていた。結果的に市税収入の増加に救われる形で、借入額は43億円分圧縮されたが、それでも115億円に上る。

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