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開国の地・浦賀を語る 幕末から未来へ…フォーラムで議論

経済 神奈川新聞  2019年03月03日 18:42

浦賀の魅力と未来を語り合ったパネル討論=浦賀コミュニティセンター
浦賀の魅力と未来を語り合ったパネル討論=浦賀コミュニティセンター

 開国の地・浦賀が持つ歴史遺産を生かしたまちづくりへの道筋を探ろうと、「浦賀まちづくりフォーラム」が3日、横須賀市浦賀のコミュニティセンターで開かれた。江戸時代に浦賀奉行所が置かれ、幕末のペリー提督の来航、浦賀ドック建設など近代化に大きな役割を果たした地元の歴史と未来を語り合った。

 三浦半島などで地域活動を続けるNPO法人「全国生涯学習まちづくり協会」(大田順子理事長)の主催で、約200人が耳を傾けた。

 基調講演では、横須賀開国史研究会の山本詔一会長が、江戸湾の入り口で経済、防衛上で重要な役割を担った町の歩みを解説し、「浦賀は近代日本を生み出すために(奉行所与力の)中島三郎助ら魅力ある人々が集まった。彼らをどう顕彰していくかも求められる」と強調。横浜市立大の中西正彦准教授は、浦賀の実態調査を報告し、数多く残る歴史遺産の活用策を提案した。

 続いて、大田理事長、かながわ信用金庫の平松廣司理事長、永妻和子副市長が加わり、浦賀のまちづくりをテーマにパネル討論。平松理事長は「何千人を擁した浦賀ドックが(2003年に)閉鎖したが、跡地活用だけでなく、どんな文化、産業、住民の生活をつくるか多面的な視点がまちづくりには必要」と強調した。

 山本会長は「浦賀の浦は海、賀は喜び。でも今の浦賀の海は寂しげ。海の活用は重要だろう」と指摘。永妻副市長は2020年の浦賀奉行所開設300周年に向け、「周年事業は後の観光、浦賀のまちづくりにつなげることが重要」とし、浦賀を含む歴史遺産を周遊するルートミュージアム構想の推進に意欲を示した。

 大田理事長は「浦賀には美しい海と山がある。住民の方たちが『よそ者、若者』と協力してまちづくりを進めてほしい」と期待感を示した。


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