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平塚グルメ、リトアニア語で発信 高校生がアプリ開発

社会 神奈川新聞  2019年03月04日 05:00

アプリを開発した静岡県立島田商業高校の(左から)伊藤さん、藤田さん、羽田野さん=平塚市役所
アプリを開発した静岡県立島田商業高校の(左から)伊藤さん、藤田さん、羽田野さん=平塚市役所

 2020年東京五輪・パラリンピックで平塚市を事前キャンプ地としているリトアニアから観光客を呼び込もうと、市内の飲食店をリトアニア語で紹介するアプリが誕生した。開発したのは平塚から140キロ離れた静岡県島田市の商業高校の生徒たち。平塚の高校生らの助言も聞きながら、縁もゆかりもない街と国のために一肌脱いだ。「一方的かもしれないけれど平塚やリトアニアに親近感が湧いた」。五輪の絆が平塚と静岡をも結んだ。
 
 昨年12月に無料公開が始まったアプリは「Hiratsuka Maistas(マイスタス)」。マイスタスとはリトアニア語で「食べ物」という意味だ。静岡県立島田商業高校3年の伊藤香奈子さん、羽田野裟稀(さき)さん、藤田大さんが開発した。

 アプリは「和食」や「洋食」などのカテゴリーに分けてJR平塚駅周辺の約150店舗をリトアニア語で紹介。お気に入りの店舗を登録する機能も付き、そばやラーメンなど日本の食べ物の解説もある。

 アプリの開発で地域の課題を解決する同校の授業の一環。担当する鈴木滋教諭が平塚青年会議所(JC)のまちづくりをテーマにした講演会で登壇した縁から、生徒たちもリトアニア選手団をおもてなしする平塚市民の取り組みを“遠方支援”することになった。

 JCと連携しリトアニアのおもてなし活動をする「ひらつかスクール議会」の生徒らもインターネットなどを通じてアドバイス。「リトアニアでも平塚の認知度は低い。見知らぬ土地で食事の情報を探すのは苦労するはず」(羽田野さん)とアプリを企画した。

 土地勘のない平塚の店舗情報はグルメサイトなどから収集。ネット上の自動翻訳サービスも活用した。羽田野さんと藤田さんがデータを集めて、伊藤さんがプログラミングを担当し、約8カ月かけて完成させた。

 8日には平塚市役所で行われた地元商工業者らの会合でプレゼンを行った。3人とも平塚を訪れるのはこの日が初めてだったが、参加者から「店側からも情報提供できる仕組みにしてほしい」と前向きな意見が相次ぎ、手応えは上々。藤田さんは「アプリのことを知ってもらって、平塚の人に活用してもらうきっかけになれば」と期待を寄せた。

 市などでは訪日したリトアニアの選手団にアプリを積極的にアピール。JCやスクール議会もアプリ活用に向けた取り組みを進めていく方針という。開発した3人は今春で卒業だが、羽田野さんは「開発を通じ平塚もリトアニアも応援していきたいと思うようになった。アプリの改良にこれからも協力していければ」と意気込んでいる。


日本食をリトアニア語で解説するアプリ
日本食をリトアニア語で解説するアプリ

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