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道路破損、ツイートで発見 平塚市と東海大がアプリ開発

政治行政 神奈川新聞  2019年03月03日 12:12

ツイッターを使って道路の破損状況を市民が通報できるシステムを開発した東海大学の内田理教授=平塚市役所
ツイッターを使って道路の破損状況を市民が通報できるシステムを開発した東海大学の内田理教授=平塚市役所

 道路の破損や修繕の要望をツイッターを使ってスマートフォンのアプリから行政機関に通報できるシステムを平塚市と東海大学が共同開発した。これまで県内自治体でも通報アプリを導入する例はあったが、ツイッターを利用したシステムは初めて。3月1日からシステムを稼働させ、同大などは「若い人にも気軽に投稿してほしい」と期待している。

 新アプリの名称は「みちれぽ」。同大学情報理工学部の内田理教授が市と協力して開発した。ダウンロードをしなくても使用できる。

 投稿ではツイッターのアカウントと連動。「道路の陥没」「側溝の破損」「道路上の落下物」などの項目を選んだ上、写真と文章を送信。衛星利用測位システム(GPS)から通報地点が地図上に表示される。投稿された内容はアプリ内の一覧で閲覧できる。投稿者のツイッターでも自動的に表示される仕組みだ。

 市には年間約2千件の道路修繕の要望が電話や窓口に寄せられているといい、アプリの導入によりいち早い初期対応を可能とする狙い。道路管理者が国や県などの場合も通報内容を共有化させていく。

 システムの基本となったのは内田教授が開発し、14年に試験稼働させた災害情報投稿システム「DITS(ディッツ)」。災害時に各地の被災状況や避難所の状況をツイッターで共有することを目指し、同大学は普及に向けた取り組みを進める。「みちれぽ」はこのディッツを道路通報用に特化して開発した。

 県内では相模原、座間、厚木市が道路通報用のアプリを導入。相模原市では導入から4年でダウンロード数は計6800件、通報も計2280件に上る。それでも年間5千件に上る全体の通報件数の中ではまだ利用が少ないのが実情だ。

 いずれも通報内容は自由に閲覧できない仕組み。内田教授は「街の課題を市民が共有することで、若い人も積極的に街づくりに関心を持ってくれれば」とSNSの強みに期待を寄せる。今後は近隣自治体にも導入を呼び掛けていきたいとしている。


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