1. ホーム
  2. 社会
  3. ハマの食で健康増進 横浜市立市民病院がレシピ本出版

ハマの食で健康増進 横浜市立市民病院がレシピ本出版

社会 神奈川新聞  2019年03月02日 11:21

レシピ本を企画・監修した横浜市立市民病院医師の平野資晴さん
レシピ本を企画・監修した横浜市立市民病院医師の平野資晴さん

 糖尿病や高血圧、高血糖などの生活習慣病を家庭の食事から予防しようと、横浜市立市民病院(同市保土ケ谷区、石原淳病院長)が料理の調理法を紹介する本を出版した。市内の名店18店のシェフからオリジナルレシピを提供してもらったのが特長だ。本を企画・監修した同病院医師の平野資晴(もとはる)さん(47)は「診療の枠にとどまらない医療の取り組みが広がっていけば」と期待を寄せている。

 出版したのは「からだを思い、味わう ヨコハマレシピ」(神奈川新聞社刊)。家庭で作れておいしく、体に優しいをコンセプトに和洋中の36品を掲載している。

 国内で死亡原因の3分の2を占めるとされる生活習慣病の予防・啓発に向け、内科の平野さんが2010年、栄養学に基づきながら家庭でおいしく食べられる健康料理教室を市内のキッチンスタジオで始めたことがレシピ作成のきっかけ。地元有名店のシェフらに協力を呼び掛け、16年まで定期的に催した。

 教室のメニューに加え、各店のシェフに依頼したレシピをまとめた季刊のリーフレットを作成。同病院の内科外来に置いたところ、来院者らに評判となり、これまでに計1万2千部以上を発行したという。

 17年にはフランス料理店「横濱元町霧笛楼」(同市中区)とともに、材料に野菜のみを使用したスープを開発。術後患者らへの病院食として提供を始め、話題を集めた。

 今回の企画にあたっては、横濱元町霧笛楼をはじめ、老舗天ぷら店「天吉」(中区)、「ホテルニューグランド」(同)、「崎陽軒」(西区)、イタリア料理店「リストランテアッティモ」(同)など横浜ゆかりの18店が協力。栄養士のワンポイントアドバイスとシェフによる料理の要点や横浜の食への思いをつづったコラムも盛り込んだ。

 平野さんは「天ぷらも工夫一つでカロリーを4割カットできる。土着の料理を家庭で気軽に楽しみながら、食への意識を変えてもらえれば」と話している。

 A4判、178ページ、全カラー、税込み1836円。書店、新聞販売店で取り扱っている。問い合わせは、神奈川新聞社出版メディア部電話045(227)0850。


刊行された「ヨコハマレシピ」
刊行された「ヨコハマレシピ」

シェアする