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障害者雇用拡充へ 相模原にサテライトオフィス

話題 神奈川新聞  2019年03月01日 12:44

小区画のオフィスが設けられているサテライトオフィス「相模原第2センター」 =相模原市中央区相模原4丁目
小区画のオフィスが設けられているサテライトオフィス「相模原第2センター」 =相模原市中央区相模原4丁目

 障害のある人が働きやすい環境とサポートする態勢も整えたサテライトオフィスが1日、相模原市内にオープンする。障害者雇用支援コンサルティングのスタートライン(東京都三鷹市)が手掛ける、障害者雇用の拡充を図る企業向けのオフィス賃貸事業で、同市内では2カ所目のサテライトオフィスとなる。通勤の困難さなどを解消できる働く場として期待が高まっているという。

 スタートラインによると、昨年4月に民間企業の障害者の法定雇用率が2・2%に引き上げられたのに伴い、企業が障害者雇用を増やす動きが強まり、サテライトオフィスへのニーズが高まっているという。

 同社の市内1カ所目となるサテライトオフィス「相模原センター」(同区相模原6丁目)があるが、約480平方メートルに9社が入居、40人余りが働いている。同センターを借りている企業がさらに雇用を拡大するため、広いスペースが必要となったことから「相模原第2センター」(同市中央区相模原4丁目)として開設する。

 第2センターはオフィスビル3階にあり、約305平方メートル。3人が働ける約12平方メートルの小区画が14あり、一部は複数区画をまとめて利用する。借り手企業が直接雇用する障害者が働く。

 同社のサポートスタッフも複数常駐。障害者と週1回程度面談し、働く上での困りごとなどを聞き取りアドバイスする。

 同社によると、企業側にとって、どのような仕事を障害者にしてもらったらいいかが大きな悩み。そこで同社が企業から仕事の中身を詳しく聞き取り、障害者が取り組みやすい仕事を切り出して、サテライトオフィスで障害者に仕事をしてもらう。利用企業は衣料関係、人材派遣、空調関連などさまざま。サテライトオフィスでは、従業員の勤怠管理や経費精算などの仕事をするケースが多いという。

 障害者の雇用に関しては、健常者と同じ場で働くことが望ましい、とする意見もある。ただ、厚生労働省でも2018年度から、人間関係が大きなストレスになったり、音や光に過敏で業務に集中できないなどの特性がある障害者の場合は、これらに配慮したサテライトオフィス勤務が有効な点もあるとして、サテライトオフィス勤務導入推進事業に取り組み始めている。

 同社は「大企業が集中する都心に障害者が通勤するには、長い通勤時間が負担になる。サテライトオフィスを郊外に置くことで、自宅近くで働けるようになる。車通勤の場合の駐車料金も安い」とメリットを説明している。

 サテライトオフィスの問い合わせは、同社電話050(5893)8926。


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