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二宮庁舎計画策定延期も 「町民に説明を」陳情採択

政治行政 神奈川新聞  2019年02月28日 13:02

二宮町役場
二宮町役場

 老朽化した二宮町役場庁舎の移転建て替え計画を巡り、同町議会常任委員会は27日、財政面での不安などを理由に町民への情報提供や基本構想・計画の策定延期などを求めた二つの陳情について、いずれも全会一致で採択した。町側も当初、3月末に予定していた基本構想・計画の策定を延期する可能性を示唆した。

 町が今月に行った説明会では新庁舎建設を巡り住民から異論が相次いだ。村田邦子町長は「もう一度、多くの町民に理解してもらえるようにデータを示さなければいけない」と説明。説明会などを再度行い、本年度中の基本構想・計画の策定にこだわらない考えを示した。

 一方、「市町村役場機能緊急保全事業」で国から交付税措置を受けるためには2020年度中の実施設計着手が条件となっており、町は19年度中に基本計画などの策定と基本設計を実施する方針。

 また、現在の基本計画で採用されている免震構造についても、町はよりコストの低い制震構造や耐震構造も視野に見直しを図る方針を示した。

 この日の常任委では「大切な暮らしのために町を考える会」と「まちづくり工房『しお風』」の二つの住民団体からの陳情が審議された。陳情ではいずれも26億円の総事業費を巡り、将来の財政負担に対する説明を行政に求めた。

 趣旨説明を行った2団体のメンバーは「住民が計画づくりに参画する仕組みをつくり、身の丈にあった規模の計画にしてほしい」「本当に町民にとって最優先の事業なのか。子どもたちに借金を背負わせてはいけない」などと訴えた。

 新庁舎(3階建て、延べ床面積4800平方メートル)は町生涯学習センター「ラディアン」の隣接地に建設、23年度の供用開始を目指している。町の試算では今後30年で事業費償還に年間約5千万円の負担となる。


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