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客船で横浜に活気を 新港ふ頭新ターミナル事業 岡田さん

横浜みなと新聞 神奈川新聞  2019年02月25日 12:11

「横浜赤レンガ倉庫と並ぶにぎわい拠点にしたい」と新施設への思いを語る岡田伸浩さん=横浜市西区の横浜岡田屋本社
「横浜赤レンガ倉庫と並ぶにぎわい拠点にしたい」と新施設への思いを語る岡田伸浩さん=横浜市西区の横浜岡田屋本社

 横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区に今秋、客船ターミナルを核とした新たな複合施設が開業する。かつて物流の中心地だった新港ふ頭に1914年に設置され、横浜経済の発展に貢献した土木遺産「ハンマーヘッドクレーン」をシンボルに掲げており、豪華客船が入り来るミナトから市内を活性化していくことを目指している。

 建設中の客船ターミナルは地上5階建て、総床面積約3万290平方メートル。桟橋が延伸され、CIQ(税関・出入国管理・検疫)施設が整備される今年11月には、全長290メートルのクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)の着岸が決まった。


建設が進む新港ふ頭客船ターミナル=横浜市中区
建設が進む新港ふ頭客船ターミナル=横浜市中区

 市との公民連携で開発するのは、地元企業を中心に8社で構成する事業会社「新港ふ頭客船ターミナル」。代表企業、横浜岡田屋の社長岡田伸浩さん(65)は商業施設「モアーズ」での運営経験を発揮してテナント誘致の先頭に立った。

 岡田さんが力を入れるのは、飲食を中心に約20店舗で構成する「ハンマーヘッドイート&テラス」。1、2階にクラフトビールを提供するレストランが入居。2階は海に面したテラスが設けられ、ワインバーやレストランが軒を連ねる。手作りチョコのワークショップを催す店舗もある。

 3階から上は海に面した立地を生かした高級ホテルとなる。「今は周囲は魚と船しかいない。しかし、将来に期待し、自らが客を呼ぶ力と意欲を持っている店がそろった」。進取の精神があふれる人たちがチャンスを求めてやってきた昔の横浜のように、岡田さんは、横浜発展の原動力となったチャレンジ精神は今も息づいていると感じる。

 来場客は豪華客船の乗客や観光客だけでなく、近くの職場で働き、地域で暮らす市民を想定している。


新港ふ頭客船ターミナルの完成予想図
新港ふ頭客船ターミナルの完成予想図

 新港と臨港パークをつなぐ歩道橋を架けて水際線のプロムナードにする計画が進み、主要施設を結ぶ連節バスの運行も決まった。桟橋の反対側には将来、浮き桟橋を設けることで、観光船やシーバス、豪華ヨットなどが停まる「ヨコハマウミエキ」構想を盛り込む。

 「横浜の一番の魅力は、街の近くにいろんな魅力がぎっしり詰まっていること」と岡田さん。市がハンマーヘッドの周囲に緑地を整備して横浜港を望む階段のようなテラスが登場する。「近くには横浜赤レンガ倉庫もある。ミナトでゆったりと過ごすスタイルは、他都市にはない魅力として高まっていくだろう」


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