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利用者死亡後もケア ツクイ、新サービス提供へ

経済 神奈川新聞  2017年06月29日 10:18

 介護大手ツクイ(横浜市港南区)は、主力の在宅介護事業や有料老人ホームの利用者が死亡した後の湯灌(ゆかん)サービスや、施設で生活を共にした利用者仲間やスタッフが見送る「お別れの会」のサービスを新たに提供することが28日、分かった。介護から死亡後のケアまで一環して行うことでサービスの付加価値を高めると同時に、家族らの負担を減らしたいとする。

 湯灌は、在宅介護事業のうち訪問入浴にも対応する事業所でサービスを導入するといい、早ければ今秋にも横浜市内1~2カ所の事業所で導入。2018年度以降、全国の事業所(6月現在57カ所)に拡大していく。

 一方、お別れの会は16年度から川崎、小田原両市内の有料老人ホーム利用者を対象に試行。同社と近隣の葬祭業者が連携し、利用者の自宅や葬祭ホールを使って最後の別れの場を提供する。同社は現在、13都県27カ所で有料老人ホームを運営。各地の葬祭業者と連携が取れ次第、対応する老人ホームを広げる予定。具体的な内容や料金体系などはそれぞれ今後詰めていくという。

 同社によると、亡くなった利用者の家族から「最後にもう一度お風呂に入れてあげたかった」という声が相次いでいたほか、お別れの会では「本人が望む形のお別れができた」といった安堵(あんど)の声が寄せられたという。また有料老人ホームでは、施設内で最期まで見守る「看取(みと)り」のケースは16年度の死亡退所者のうち58%に上ったといい、「関係者への連絡や葬儀準備などで忙しい家族らの負担を少しでも減らし、その人らしいお見送りの場となるようお手伝いしたい」としている。


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