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コミュニティバス有料化へ 真鶴町、同時にルートなど見直し

話題 神奈川新聞  2016年09月16日 02:00

有料化されるコミュニティバス。新たに約30人乗りの車両を採用した=真鶴町
有料化されるコミュニティバス。新たに約30人乗りの車両を採用した=真鶴町

 住民の利便性向上や財政負担緩和を目指し、真鶴町は無料運行しているコミュニティバスを10月1日から有料化する。同時にルートが一部重複する民間バス路線が廃止となるため、コミュニティバスのルートを見直し、運行本数、運行時間帯を拡大する。ただ、見直し効果は未知数で、スムーズな“出発進行”といくかは不透明だ。

 無料コミュニティバスは町民を対象に2008年に始まった。10人乗りの車両を利用し、平日のみ1日11便運行。年間1万9千人程度の利用で、人件費など年間の支出は13年度で約770万円だった。

 見直し後は約30人乗りの車両となり、観光客ら対象を問わず利用可能。車両には「真鶴は魚が美味(うま)い」といった言葉がプリントされ、町のPRも兼ねる。JR真鶴駅を起点に真鶴、岩の2方面へ運行する。

 平日が午前6時40分~午後7時半ごろの計34便、土日曜と祝日は午前8時25分~午後4時半ごろの計16便となる。料金は小学生以上200円。

 町まちづくり課によると、年間約2100万円の経費が見込まれ、運賃収入との差額が町の負担となる。同課は運賃収入の目標を約800万円としており、町負担を約1300万円と試算する。

 廃止される民間路線は、JR真鶴駅と岩地区を結ぶ岩路線と、同駅と観光施設「ケープ真鶴」を町立幼稚園経由で結ぶ路線。岩路線には町が年間約500万円の補助金を出していた。

 今回の見直しは、民間の2路線とコミュニティバスのルートが一部重なるなど、公共交通網の見直しを図るため14年に設置された町地域公共交通会議で決まった。町はコミュニティバスの有料化や民間路線への助成廃止による費用負担の緩和や、観光客も対象としたことで観光振興などに期待する。

 ただ計算上、見直し前後で町の負担額は大きくは変わらない。町は「観光客の利用も(運賃収入に)影響してくる」と、しばらく推移を見守る構えだ。

 また経路選定では、道路幅などを考慮し、町内に多い狭隘(きょうあい)道路が経路から外れている。町は「不便が生じることも考えられる。コミュニティバスとは別に新しい交通システムも構築していかないといけない」と引き続き公共交通の在り方を模索している。


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