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相模原に夜間中学新設へ 市方針、県内3校目

社会 神奈川新聞  2019年02月20日 17:00

相模原市役所
相模原市役所

 相模原市が公立夜間中学を市内に新設する方針を固めたことが20日、分かった。義務教育を十分に受けられなかった人が対象の夜間中学は現在、外国籍の人や不登校だった若者らの学びの場となっている。開校の時期や場所などは未定。横浜、川崎市に続く県内3校目の開校を目指し、県央地域の市町村から希望する生徒が通える広域的な仕組みを検討する。

 相模原市の野村謙一教育長が同日の市議会本会議で「市民アンケートで一定数のニーズがあったことを踏まえ、設置を検討したい」と表明。「今後は県教育委員会と十分な協議を重ね、進めたい」とも述べた。

 市教委によると、公立夜間中学の需要を図るため、今年1月に入学対象となる市民向けのアンケートを実施。7カ国語で受け付けるアンケートには100人から回答があり、半数近い47人が夜間中学入学を希望すると答えた。

 全回答者に学習を希望する理由を尋ねたところ、81人が「外国につながりがあり、十分に学べていない」と回答。また8人が「日本人で中学校を卒業したが、十分に学べていない」、7人が「日本人でさまざまな理由から中学校を卒業できていない」と答えた。

 2016年に夜間中学の設置を各自治体に促す教育機会確保法が成立し、県教委は17年度に3校目の設置を念頭にして横浜、川崎市を除く県全域でニーズ調査を実施。160人から入学希望の回答があり、相模原市内在住者が54人で最多だった。そのため、市教委がアンケートをしていた。

 20日の市議会本会議で、中村昌治氏(自民党相模原)、岸浪孝志氏(市民クラブ)の代表質問に明らかにした。 

 ◆公立夜間中学 夜の時間帯に授業を行う中学校の夜間学級。戦後の混乱期に義務教育を十分に受けられなかった人が中心だったが、社会的な役割が変わり、現在は不登校だった人や外国籍の人らの学びの場となっている。県内には横浜、川崎市立中学校に1校ずつ設置されており、受け入れはそれぞれ市内在住、在勤者に限られている。


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