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漁師町助け合う 三浦市と宮城・南三陸町が災害協定を締結

政治行政 神奈川新聞  2019年02月20日 17:00

災害時の相互応援協定を結んだ吉田市長(左)と佐藤町長=三浦市役所
災害時の相互応援協定を結んだ吉田市長(左)と佐藤町長=三浦市役所

 宮城県南三陸町と三浦市は20日、災害時に被災者の受け入れや物資の提供などで支援し合うため、協定を結んだ。東日本大震災発生後、市は職員を派遣するなど町の復興を支えてきた。共に漁業の町でもある両市町はより一層、連携を深めていくことも確認した。

 同日に市役所で調印式が行われ、佐藤仁町長と吉田英男市長が協定書に署名した。

 協定により、両市町はどちらかが被災した場合、被災自治体に対して▽応急復旧などに必要な職員の派遣▽食料や水、生活必需品の提供▽被災者の受け入れや住宅のあっせん-などを迅速に行う。

 震災で甚大な被害を受けた南三陸町。市内では震災以降、行政を中心に復興支援の動きが広がった。

 市は2011年7月から、税や土木などに関する業務を手伝うため、延べ9人の職員を派遣。民間が主体となり、市のご当地キャラクター「三浦ツナ之介」のロゴ入りのポロシャツなどを販売、売り上げの一部を寄付している。昨年は義援金も加えた計45万円を贈った。さらに市農協などは毎春、三浦半島の農家からキャベツやダイコンを募ってトラックで届けている。

 町は震災以前、近隣自治体と災害時応援協定を結んでいたが、震災で多くが共に被災し、機能しなかった。教訓を踏まえ、町は遠隔地の自治体との協定締結を進めている。

 調印式で、町長は復興の現状を「全体で約8割」とし、高台移転が完了し、防潮堤も2年後に完成すると説明。「災害発生時のノウハウは持っている。(三浦での)災害時には、これまでの恩返しをしたい」とあいさつ。市長は「(南三陸町とは)姉妹都市以上の関係。これからもできる限りの支援を続けたい」と話した。


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