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浸水時の避難経路を確認 大和市の引地川沿い自治会が訓練

社会 神奈川新聞  2019年02月17日 02:22

引地川の浸水被害を想定して避難経路を確認する住民=大和市福田
引地川の浸水被害を想定して避難経路を確認する住民=大和市福田

 大和市福田の引地川沿いの千本桜自治会が16日、浸水被害を想定した避難訓練を実施した。河川管理者の県厚木土木事務所東部センターが呼び掛けた共同点検が1月に初めて行われており、住民47人が参加し、多発傾向にある集中豪雨への備えを確認した。

 自治会館に集合した住民を前に大山優自治会長(67)は「近年、異常気象による豪雨が各地で頻発している。千本桜自治会は引地川の想定浸水域にほぼ全て入っているが、昨年12月の見直しで水位がさらに引き上げられた」と説明。「地震に備えた訓練に加え、水害に対する訓練も今後定例化していきたいので、気が付いた問題点を挙げてほしい」とあいさつした。

 住民たちは地区ごとに分かれ、配布された自主防災会が下調べした避難経路図を見ながら自宅近くの高台を目指してスタート。所要時間を計測したり、避難時の障害になりそうな道路の勾配や迂回(うかい)路の有無などを確認した。

 参加した大山作三さん(72)は「住宅地が開発された当初の昭和47年からここで暮らしているが、大規模な浸水被害に見舞われていない。住民の間に『大丈夫だろう』という安心感があるので、訓練は必要だと思う」と感想を語った。

 約500世帯が加入する自治会は会員の高齢化が進む。大山会長は「1人暮らしの高齢者に対する避難支援など防災上の課題を抱えている」とした上で「行政が開設する2カ所の避難所までは距離がある。一次避難後に風雨をしのげる受け入れ施設も確保しなければならないだろう。行政任せにせず、幼稚園や飲食店などと協力してもらえるか交渉を始めたい」と話している。


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