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【社説】五輪相「がっかり」発言 重責担えるとは思えぬ

社説 神奈川新聞  2019年02月15日 01:33

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 五輪担当相として、いやそれ以前に一人の人間としてもあるまじき発言である。

 白血病と診断されたことを公表した競泳の池江璃花子選手について、桜田義孝氏が記者団に「本当にがっかりしている」「(五輪の)盛り上がりが下火にならないか、心配している」と述べた。

 4年に1度の五輪はそもそも国威発揚の場ではない。しかし、氏はそう捉え、選手をメダル獲得の手駒としてしか見ていないだろう。闘病の覚悟を語る18歳に対し「がっかり」とは非常識極まりない。

 野党などの批判を受け、氏は衆院予算委員会で謝罪し、発言を撤回。「突然の話にショックを受け、率直に残念だという趣旨の発言をした。治療を最優先にして頑張ってほしい」と釈明はした。

 ただ、その答弁からも誠実さは伝わってこなかった。

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