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JR早川駅に観光案内所 小田原市、誘客へ箱根町とも連携

政治行政 神奈川新聞  2019年02月12日 17:00

JR早川駅=小田原市
JR早川駅=小田原市

 小田原市は、インバウンド(訪日観光客)増加に対応するため、今年秋にJR早川駅前(同市早川)に週末対応の早川臨時観光案内所を設置する。現在整備中の市民ホール(同市本町)にも観光交流センターの機能を持たせた施設を設け、利便性を図る。また、箱根町と連携し外国人来訪者への「おもてなし」事業を後押しするなど、体験型コンテンツを充実させる。

 早川の案内所は、小田原漁港交流促進施設の今秋開業に合わせて10月に開設予定。今春で閉所となる同駅前の早川支所を整備・利活用する。観光客の多い土日・祝日に営業する予定で、案内のほかレンタサイクルの拠点とする狙いだ。

 2021年春の完成を目指し市民ホールに併設するのは鉄骨2階建ての「回遊促進施設」。小田原城正規登城ルートの玄関口となる馬出門の目前という立地条件を生かし、レンタサイクルの拠点とするほか、気軽に立ち寄ることができ、カフェや休憩場所、市のアンテナショップとしても期待されている。


小田原市役所
小田原市役所

 市は早川の案内所の開設事業費や回遊促進施設の設計業務を委託する観光案内所運営事業として19年度当初予算案に1325万円を計上した。

 一方、インバウンドに対しては、「おもてなし事業」として7800万円を計上。昨年9月に先行し補正予算で1200万円を計上しており、新年度予算案で本腰を入れる。

 インバウンドの誘客や消費を本格的に促進するのが狙い。市観光協会や箱根町とも連携し、茶席や能公演など伝統・生活文化などの体験型コンテンツを充実させ、地魚や農産物の商品開発を進めるなど、「地域で稼ぐ力」を強化する。また、ラグビーワールドカップ(W杯)大会に向け、小田原を事前キャンプ地とするオーストラリアの報道関係者向けプレスツアーの開催など、地域のPRを強化する。

2019年度予算案、過去2番目の規模


 小田原市は12日、総額1572億6500万円の2019年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比1・3%減の673億円だが、過去2番目の予算規模となった。

 一般会計の歳入は、個人市民税、法人市民税ともに増収を見込む一方、固定資産税が減少し、税収全体では0・4%増。地方交付税などに加え、前年度より2億円増の財政調整基金繰入金などで不足を補う。

 歳出では、人件費や扶助費など義務的経費の増加傾向は変わらないものの、投資的経費は、大規模事業が進展したり補正予算で前倒しになったりしたこともあり、20・9%減。市民ホール整備事業などのハード、人づくりなどのソフト、両面に目配りし、福祉や医療、子育て支援に配慮した。


予算案
予算案

優先順位で着実配分


【解説】
 小田原市は市税収入の増加を期待するものの、社会保障費や公共施設の維持管理費が増え、財政事情は厳しい。一般会計の2019年度末の市債残高見込み額は535億円で、前年度末から約11億円増となる。

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