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3月24日まで
秦野は芸術の町、貴重な証拠 「書画会」の作品を紹介

話題 神奈川新聞  2019年02月12日 02:43

これまではほぼ公開されていなかったとみられる書画会の作品=桜土手古墳展示館
これまではほぼ公開されていなかったとみられる書画会の作品=桜土手古墳展示館

 秦野市内で大正から昭和初期に開かれていた「書画会」に関する展示が、同市堀山下の桜土手古墳展示館で開かれている。白笹稲荷神社(同市今泉)から寄贈され、調査が進むきっかけとなった掛け軸や色紙、写真など約60点を紹介。貴重な発見に同館は「たばこ産業だけではなく、秦野は芸術を愛する人が集まり、文化に関心の高い町だったことが分かる」としている。3月24日まで。

 展示の中心は、同神社から2年前に市に寄贈された作品。その中にあった1931(昭和6)年ごろ撮影の写真には、屋内で複数人の画家が絵画を描く様子が写っていた。調べたところ、神社の宮司で、当時の南秦野村村長や衆院議員も務めた書家、栗原秦堂(しんどう)が主催した書画会とみられることが判明。神奈川新聞社の前身、横浜貿易新報の13(大正2)年の記事には「秦野にては近頃書画著しく流行し来り」と記され、書画会が市内の旅館で開かれていたことも分かったという。

 横山大観らを育てた日本画家・橋本雅邦の次男で昭和初期の画家、橋本永邦がトラツグミやカワセミとみられる鳥を描いた「花鳥図」、山の風景を描いた色紙などを展示。秦野出身の南画家、大津雲山の「山水図」や漫画家田河水泡(すいほう)が描いた「のらくろ」の色紙など貴重な作品の数々が並んでいる。

 入場無料。午前9時から午後5時まで。問い合わせは、市生涯学習文化振興課電話0463(87)9581。


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