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EVごみ収集車、全国初 ごみ焼却で発電した電力活用

政治行政 神奈川新聞  2019年02月09日 02:16

日本で初めて実用化したEVごみ収集車(電池交換型)=川崎市川崎区
日本で初めて実用化したEVごみ収集車(電池交換型)=川崎市川崎区

 ごみ焼却で発電した電力を活用して電気自動車(EV)のごみ収集車を走らせる実証試験を進めてきた川崎市は、今月から取り組みを本格的にスタートさせた。実用化は全国初。ごみを資源としてうまく循環させる収集業務への注目度は高く、海外からの問い合わせもあるという。

 EV収集車は約2千万円で最大積載量1・4トン。従来のハイブリッド型収集車の二酸化炭素(CO2)排出量は年間約9トンだったが、ゼロになる。1回の充電で最大60キロの走行が可能。充電に時間を要す点が課題だったが、市はごみ焼却施設「浮島処理センター」(川崎区)に約3450万円を投じて電池ステーションを開設し、電池交換だけで発車できるようにした。

 実証試験は、市とJFEエンジニアリングが2016年3月から約1年間実施。実験で使った車両と新たに購入した車両の計2台のEV収集車で、市は今月から川崎区内でごみ収集を本格的に開始した。

 8日に同区で閉幕した川崎国際環境技術展では、このうち1台を展示。「究極のごみ収集車」と賛辞を贈った福田紀彦市長は「金額の問題もあるが、今後、台数を増やしていきたい」と拡大へ意欲を示した。

 市は19年度以降、三菱ふそうトラック・バス(中原区)とも協力し、EV車を市内の収集業務で使う実証試験を行う予定。


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