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知恵集め被害を軽減 横浜で震災対策展、8日まで

社会 神奈川新聞  2019年02月07日 17:00

出入り口などから水が入り込むのを防ぐ浸水防止板。「軽量なので女性でも運びやすい」とアピールした=パシフィコ横浜
出入り口などから水が入り込むのを防ぐ浸水防止板。「軽量なので女性でも運びやすい」とアピールした=パシフィコ横浜

 地震や風水害の被害軽減を目指す研究機関や企業などが集う震災対策技術展が7日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のパシフィコ横浜で始まった。西日本豪雨や北海道地震など、昨年相次いだ大規模災害を踏まえた技術や製品、最新の知見が8日まで紹介される。入場無料。

 専門家らによるセミナーやシンポジウムは、2日間で計54テーマと幅広い内容が取り上げられている。


模型も利用し、耐震補強のポイントを説明するブース
模型も利用し、耐震補強のポイントを説明するブース

 「近年の“異常気象”の特徴と気候変動」と題して登壇した首都大学東京の藤部文昭特任教授は、多発する大規模な水害や土砂災害は「局地豪雨によるものが多い」としつつ、西日本豪雨は「広域的・持続的な大雨だった」と特徴を指摘。豪雨時の総降水量が温暖化の影響で6%増加したとの調査成果を説明した。

 さらに「温暖化の進行は今後も避けられず、強い雨が増える。一方で雨の降らない日も多くなり、二極化が進む」と猛暑も含めた備えの必要性を強調した。


気象災害のこれまでとこれからについて語った首都大学東京の藤部特任教授
気象災害のこれまでとこれからについて語った首都大学東京の藤部特任教授

 製品の展示フロアでは、浸水防止板や冠水警報システム、救命ボートといった水害対応のアイデアが目立った。このほか、企業や自治体が考案した災害アプリの体験コーナー、非常食の試食に関心が集まった。


恒例となっている非常食の試食コーナーは今回も人気
恒例となっている非常食の試食コーナーは今回も人気

 また、ソーラーパネルを載せた軽自動車のキャンピングカーが「車中泊や停電時に力を発揮する」と紹介された。耐震ベッドや家具の転倒防止具、避難シェルターなど地震や津波対策の製品も展示されている。

 実行委員会によると、今回は203の企業や団体が出展しており、公開品目は千以上という。


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