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役所広司さん、伊藤沙莉さんら喜びの声
ヨコハマ映画祭「映画人にとって特別」 40回目の表彰式

カルチャー 神奈川新聞  2019年02月03日 17:00

「ヨコハマ映画祭」の表彰式に集まった銀幕のスターら
「ヨコハマ映画祭」の表彰式に集まった銀幕のスターら

 横浜の映画ファンが中心となって運営する映画の祭典「ヨコハマ映画祭」の表彰式が3日、横浜市中区の関内ホールで開かれた。第40回の節目の年。役所広司さんら銀幕のスターが受賞の喜びを語ると、会場は大きな拍手に包まれた。受賞作も上映され、約900人の観客がスクリーンに見入った。


助演女優賞をダブル受賞した松岡茉優さん(左)と伊藤沙莉さん=関内ホール
助演女優賞をダブル受賞した松岡茉優さん(左)と伊藤沙莉さん=関内ホール

 「寝ても覚めても」が作品賞、監督賞など計6冠を達成。同作で助演女優賞に輝いた伊藤沙莉さんは「ずっと夢だった賞をもらえてすごくうれしいです」と涙を浮かべて喜んだ。「万引き家族」で同賞を受賞した松岡茉優さんとは「子役のころからの親友」といい、松岡さんも「2人で賞をもらえてうれしい。次は主演女優賞を目指したい」と互いに笑顔を咲かせた。

 役所さんは「孤狼の血」で同映画祭初となる3度目の主演男優賞に輝き、「ヨコハマ映画祭は、われわれ映画人にとっては特別な賞です」と喜びを語った。会場内では、同作で助演男優賞を受賞した松坂桃李さんに花を手渡すファンで長蛇の列ができた。


(左から)助演男優賞の松坂桃李さん、主演男優賞の東出昌大さん、特別大賞の山崎努さん、主演男優賞の役所広司さん=関内ホール
(左から)助演男優賞の松坂桃李さん、主演男優賞の東出昌大さん、特別大賞の山崎努さん、主演男優賞の役所広司さん=関内ホール

 「モリのいる場所」で、特別大賞に選ばれた山崎努さんは「妻役の樹木希林さんがいてくれたら喜んでくれたと思います。次回作も頑張ります」と話し、大きな拍手が送られた。

 

「生きざまを見せられたよう」
役所さん、競演の希林さんをしのぶ


 昨年9月に亡くなった俳優樹木希林さんの出演映画を特集上映しているシネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区)で3日、「わが母の記」で共演した役所広司さんが舞台あいさつし、「亡くなったことは大変残念だが、俳優としての生きざまを見せられたように思う」と希林さんへの思いを語った。

 「わが母の記」は、希林さんが認知症の母親役、少年の頃に両親と離れて暮らした小説家の息子役を役所さんが務め、父親の死をきっかけに母子の心が触れ合う様子が演じられた。

 役所さんは「初めて入れ歯を外して撮影に入ったとおっしゃっていて、覚悟を持ってこの作品を演じられたと思う」と述懐。「全身にがんがある中で仕事を続け、晩年はすさまじいものを感じた」と「大女優」の死を悼んだ。

 同館で1月から開催している希林さん出演作の特集上映は、4月上旬までに15本程度上映する予定。


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