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子ども食堂、高齢者サロン…
「食」が結ぶ地域のきずな 横浜でシンポ「孤立を支える」

社会 神奈川新聞  2019年02月03日 17:00

こども食堂などの地域連携のあり方を語り合った「食でつながるフェスタかながわ」=横浜市中区のkosha33ホール
こども食堂などの地域連携のあり方を語り合った「食でつながるフェスタかながわ」=横浜市中区のkosha33ホール

 こども食堂や高齢者サロン、コミュニティーカフェなど、県内各地で「食」を介したつながりの場を手掛ける担い手が一堂に会したシンポジウムが3日、横浜市中区で初めて開かれた。支援対象や運営主体の異なる団体同士が緩やかにつながり、社会から孤立する人たちを支え合う場をさらに増やしていく必要性を共有した。

 「食でつながるフェスタかながわ」は実行委員会(実行委員長・山崎美貴子県立保健福祉大学名誉教授)が主催し、こども食堂をはじめとした多彩な活動を実践する県内約30団体の関係者や行政、社会福祉協議会の職員など約100人が参加した。

 茅ケ崎、横須賀、横浜市内の団体が事例発表。高齢者の地域交流の場として個人宅を開放した「さいとうさんち」(茅ケ崎市)を運営する「地域のお茶の間研究所さろんどて」代表の早川仁美さんは、高齢者だけでなく母子の利用も多いと強調。「(個人宅を開放した)居場所を皆さんもつくってほしい」と呼び掛けた。

 横須賀市池上の古民家を地域の子どもに開放し、ボランティアと一緒に見守る「よこすかなかながや」代表の和田信一さんは、専門的な知見を持つ外部委員を置き、運営組織を強化すると報告。平日は毎朝「こども食堂」を展開するなど活動が拡大しており、「支援するボランティアにも家庭がある。無理せず長くやってほしい」と話した。

 横浜市戸塚区で「こまちカフェ」を運営する森祐美子さん(NPO法人こまちぷらす代表)は、カフェを訪れる人たちが子育てや障害、そして介護の立場を学ぶ機会をつくった。「(子育てなどを)自分のことと受け止めてもらいたい」と思いを語った。

 実行委世話人でコーディネーター役の米田佐知子さん(子どもの未来サポートオフィス代表)は「地域の中でできないことを持ち寄って助け合い、協力し合うことで、誰もが一緒に暮らしていければ」と締めくくった。


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