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車椅子利用し、着物で障害者ら鎌倉散策 着付け工夫も

社会 神奈川新聞  2019年01月29日 17:00

参道を通って、初詣に向かう参加者=25日、鎌倉市内
参道を通って、初詣に向かう参加者=25日、鎌倉市内

 障害の有無に関係なく、一緒に着物を着て鎌倉巡りを楽しむイベントがこのほど、行われた。障害者やその友人6人がお気に入りの1着を身にまとい、鶴岡八幡宮を詣でたり、参道沿いの商店に立ち寄ったりした。

 イベントは、湘南地域で障害者向けに観光情報などを提供するNPO法人「湘南バリアフリーツアーセンター」が「障害者がやりたいことに挑戦し、楽しむ選択肢を広げたい」と3年前から主催している。今回は県内外から女性6人が参加した。

 女性たちは、イベントに協力する鎌倉市内の着物レンタルショップで黒やピンク、紫色などの着物を選んだ。車椅子に乗っても、帯が見えるよう着付けにも工夫がなされ、ボランティアの美容師が女性たちの髪形をセットした。

 おめかしした一行は飲食店で釜飯を味わい、段(だん)葛(かずら)を通って鶴岡八幡宮(同市雪ノ下)に初詣。その後、参道の若宮大路や観光名所の小町通りを散策し、菓子店でケーキを食べながら談笑した。

 長野県から参加した横澤由紀さん(39)は「歴史ある鎌倉のまちをきれいな着物で巡ることができてうれしい」と喜び、横浜市港北区の池崎恵さん(41)は「15年前に車椅子生活になってから、着物を着る機会がなかった。家にある自分の着物も着てみたい」と笑顔を見せた。

 法人スタッフで車椅子を利用する宍戸かつ子さん(62)も「年明けは混み合うので、車椅子ではなかなか参拝できない。遅めの初詣です」と笑った。


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