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教室に行こう 県立市ケ尾高校(横浜市青葉区)

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神奈川新聞  2004年06月06日公開  

生徒が立てた問いを、黒板に張り共有する
生徒が立てた問いを、黒板に張り共有する

問いを立て知識活用
「自分の答えを出してみましょう」


 「日露戦争について、気になったこと、考えてみたいことを問いの形にしてみましょう」

 生徒は問いを考え始めた。これは県立市ケ尾高校の2年生「日本史A」の授業の様子である。

 市ケ尾高校では、これからの社会に必要な資質・能力として、知識を身に付けるだけでなく、それを活用する力の育成に取り組んでいる。

 この「日本史A」の授業も、習得した知識を活用することを重視している。

 本時は、日露戦争をテーマとして、既存の知識や資料をもとに探究的に学習するため、まず生徒が自身の疑問を、問いの形でまとめた。

 「日露戦争の死者数はすごかったんだね」「イギリスやアメリカは日本に勝ってほしかったのかな」「中国を戦場として、日本とロシアが戦っているので、中国の人はどのような気持ちだったのかな」

 生徒たちは事実関係を把握した上で、さまざまな疑問を持ち始める。

 「それではグループになり、自分が考えた問いを紹介し、グループで1つの問いを立ててみましょう」

 教員の指示で、生徒は4人1組のグループをつくり、話し合いを始めていく。

 「私は『外国は日露戦争をどのように受け止めていたのか』を問いにしました。日本も世界の一部だから、世界との関わりを問いにした方がよいと思いました」「私は『日本は日露戦争を行って何を得たのか』を問いにしました。ロシアに対して、優位に戦ったけど、賠償金を得ることができなかったので、この問いを立てました」

 自分が立てた問いを紹介した上で、さらにグループの問いをつくっていく。

 「それでは、グループでできた問いを黒板に張ってみましょう」

 グループごとの問いをクラス全体で共有する。「そういう問いもあるよね」「確かにそれも気になる」

 問いを共有した生徒たちに新たな疑問が湧いてくる。

 「次回は、皆さんが立てた問いに自分の答えを出してみましょう」

 問いを立てる活動を通して、生徒は知識を活用する力を身に付けようとしている。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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