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老朽化の教育文化会館 労働会館に機能移転へ 川崎市

政治行政 神奈川新聞  2019年01月28日 03:44

会議室や実習室など市民館としての機能が労働会館に移ることになった市教育文化会館
会議室や実習室など市民館としての機能が労働会館に移ることになった市教育文化会館

 川崎市は、川崎区にある市教育文化会館と市立労働会館の再編整備の基本構想案をまとめた。5階建ての労働会館の1~3階に教育文化会館の機能を移し、労働会館の機能は主に4、5階に集約。改修工事を行った上で、2022年度の供用開始を目指す。現在の教育文化会館は同年度以降に取り壊す予定で、市は跡地の活用方法を検討するとしている。

 再編整備は、1967年に産業文化会館として開館した教育文化会館の老朽化が発端。同会館には、かつて成人式会場にも使われた大ホールの機能と、市民に会議室などを提供する市民館としての機能の双方があり、大ホールは市スポーツ・文化総合センター(カルッツかわさき)がオープンした後の2018年3月に閉鎖されている。

 残された市民館機能をどう維持するかが課題だったが、市は直線距離で約400メートル離れた類似施設の労働会館に着目。単独改築より経費削減できる上、受付などを一つにまとめることで限られたスペースを有効活用できるとして、市民館機能を労働会館に移転させる方針を打ち出していた。


教育文化会館の機能が移転することになった市立労働会館=川崎市川崎区富士見2丁目
教育文化会館の機能が移転することになった市立労働会館=川崎市川崎区富士見2丁目

 市はこれまでにワークショップなどで市民からの意見を集約。教育文化会館、労働会館の会議室や研修室など各種スペースの利用状況も踏まえ、今回の基本構想案をまとめた。

 構想案によると、21年度中に労働会館の改修工事を実施、22年度に両館を統合した施設として再オープンする。労働会館にある約760人収容のホールは引き続き1階部分に設け、教育文化会館に現在ある約300人収容可能な大会議室としての役割も担ってもらう。双方の利用者の新たな交流を後押しして、市民活動の活性化につなげる取り組みも推進していく。

 教育文化会館は21年度末まで利用し、労働会館への機能移転が完了した後、取り壊す予定。跡地は市民が広く利用できるオープンスペースとしての活用を検討する。隣接する市立富士見中学校の生徒数がここ10年ほどで約100人増加しており、手狭になっているグラウンドとしても使えるような整備を考えていく。

 市は2月19日まで、基本構想案についての市民意見を募る。市民意見を踏まえて、19年度中に基本計画を策定する方針。


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