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がんの女性が駅伝完走 好きなこと「諦めない」 葉山町

話題 神奈川新聞  2019年01月27日 17:00

笑顔でゴールテープを切る森嶋さん=葉山町立一色小学校
笑顔でゴールテープを切る森嶋さん=葉山町立一色小学校

 第34回葉山町民駅伝大会(通称・葉山駅伝)が27日に開かれ、肺がんで闘病中の森嶋浩子さん(57)=横須賀市秋谷=が初参加した。一緒に出場したスポーツクラブの仲間から託されたたすきを掛け、11・4キロコースの最終5区(1・9キロ)を完走。「病気になっても好きなことを諦める必要はない」と晴れやかな笑顔を見せた。

 森嶋さんは2016年11月に肺がんと告知され、抗がん剤治療を続けている。葉山町にあるアウトドアスポーツクラブ「BEACH葉山」に10年近く通っており、告知後は無理なくできるスポーツとしてスロージョギングを始めた。体により負荷がかかる治療への見直しが迫る中、インストラクターの栂岡(つがおか)環さん(67)から葉山駅伝への参加を持ち掛けられ、「みんなと一緒に走りたい」と出場を決意した。

 たすきを受け取った森嶋さんは、練習通りのペースで快走。ゴールの町立一色小学校に最終走者として姿を見せると、集まった観客らから拍手が送られた。両手を上げてゴールテープを切った森嶋さんは仲間と抱き合い、健闘をたたえ合った。

 「天気にも恵まれ、走れて良かった。これからも治療の合間でできることをやっていきたい」と森嶋さん。栂岡さんは「走っている姿に力をもらった。感動を与えてくれた浩子さんに感謝したい」とほほ笑んだ。

 葉山駅伝は町陸上競技協会の主催で、約680人が出場した。


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